「すべての人は、あることを理解するために、学ぶために、この地上に送られてきた」ということについて、『チベットの生と死の書』ソギャル・リンポチェ著より引用しています。
以降の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
チベットの生と死の書 単行本/a>
【参考】
『チベットの生と死の書』
ソギャル・リンポチェ著/講談社
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わたしは臨死体験の研究報告の数々を大いに励みとしてきた。
友人のケネス・リングやその他の人々の書物がそれである。それらの報告のなかで、瀕死の事故から生還した人々や、臨死体験をした人々のうち、驚くべき数の人々が「全生涯のパノラマ的回顧」について語っている。不思議なほど鮮明に正確に、生涯のできごとを今一度生き直すのである。
なかには自分の行為が他人に与えた影響を自ら体験したり、自分の行為が他人に引き起こした感情をみずから感じたりすることもあるという。ある男性はケネス・リングに次のように語っている。
『すべての人は、あることを理解するために、学ぶために、この地上に送られてきたのだということを知ったんです。たとえば、もっと愛をわかちあうこととか。理解すべきもっとも重要なことは人間関係であり、愛であって、物質的なことではないんです。また、自分が人生でしてきたことがひとつひとつすべて記録されていて、そのとき自分では何も考えずにやり過ごしてきたことも、すべてあとになって甦ってくるんです。』(『霊界探訪』三笠書房)
この全生涯の回顧は、輝かしい存在、「光の存在」にともなわれて起こることがある。いろいろな証言に共通して見られるひとつの際立った特徴は、この存在との出会いによって、人を愛することと知識を得ることだけが、人生の真に重要な目的であると知らされることである。
ある人はレイモンド・ムーディーに次のような話をしている。「光が現れると、それはまず最初にこう言ったんです。『あなたが生涯に行なったことで、わたしに見せようと思うのはどんなことか』と、そういう意味のことを言ったんです。・・・あの光は、知識に関することにとても関心があるようでした」(『かいまみた死後の世界』評論社)。
またある人はケネス・リングにこう語っている。「わたしは聞かれたんです。――わたしがどんな人類のためになること、役立つことをしてきたか、と」(『霊界探訪』三笠書房)
何であれわたしたちが人生で行なってきたこと、それが死のときのわたしたちを形づくるのである。すべてが、まさにすべてが、意味を持つのである。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
チベットの生と死の書 単行本
【参考】
『チベットの生と死の書』
ソギャル・リンポチェ著/講談社
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