鬱の予防にも対処にも、「霊性の対応」は大切です。
ここでは、私が最も重要だと思う3つの「霊性の対応」について説明します。
これらの「霊性の対応」は、鬱の予防・対策に限らず、健康的な生活の、更には自己変容の道のベースとなります。
インナーウィッシュの情報は「病気でない場合」を前提としています。体調不良等はまず病院の情報を調べ、診察を検討してください。インナーウィッシュは健康な方向けの自己変容・日常生活の変容を目的としたサービスです。その土台となる健康維持を目的として情報を提供しています。
2022年9月7日更新NEW!
気持ちの問題と思っていることの多くが、身体の健康を見直すことで改善されます。病気ではない場合で、疲れ・不調・意欲の低下に悩んでいる時は、まず最初に「食事・運動・睡眠」を見直してみましょう。短期間で改善することが多いです。具体的なアドバイスを追加しました。続きを読む
知覚が変化したり、感覚情報に過敏になったり、意識が拡大したり、受け取れる情報量が増えたり…というような変化にとまどう人も多いと思います。
このような変化をキッカケに鬱状態になってしまう場合もあります。
たとえ自己変容や成長であっても、このような変化に大きく反応しすぎることは、エネルギーの消耗につながるため危険です。変化に反応しすぎないことが大切です。
これまで自分だと感じていた部分よりも、自己認識が広がり、それが身体を越えてエネルギー体部分まで広がる時、様々な変化を体験するようになります。
例えば、これまで受け取れなかった情報が受け取れるようになったり、意識が拡大すると、「この先どうなるのか?」「これからどうすればいいのか?」と不安になったり、慌てて言動したりしがちです。
けれど、恐れや不安はエネルギーを激しく消耗しますし、慌てて未消化のまま表現すると、周囲の反応に振り回されて、これもよい結果を生みません。また、このような状態に自分を閉じ込めてしまうと鬱状態が進行してしまいます。
このような変化によって、自分は全く変わってしまうと考えることも、よい結果を生みません。子供の身長が伸びたり、初潮が始まったり、声変わりしても、その子供が全く変わってしまうことなどないのと同様に、このような変化は特別なものではないのです。
だから、そういう変化を次々に感じても、その変化は次第に落ち着き、日常的なものになっていく、ということを踏まえて、まずは落ち着いて、慌てず、騒がず、変化に反応しすぎないことが大切です。
自己認識が広がったり、知覚が拡大したりという変化の時期には、その変化に意識が集中しがちです。また高次の情報に意識が偏ってしまい、日常生活と乖離してしまうケースも多くなります。
変化にエネルギーを傾け過ぎて日常生活を見失うと、自己の全体性が損なわれ、エネルギーの流れが悪くなり、鬱状態になってしまうことがあります。
変化の時にこそ、健康的な生活習慣をいつも以上に大切にし、日常生活とのバランスをとることが大切です。
自己認識や知覚の変化に対応したり、そのために学んだり、ワークやセッションや瞑想など、成長のために時間やエネルギーを使うことは大切ですが、それらは日常生活の範囲内で少しずつ進めていくことが大切です。
日常生活から意識が離れてしまうと、たとえ高次の果てしない世界につながっているとしても、それは自分の思考の世界に閉じ込められてしまうということです。自己の全体性は見失われ、エネルギーの流れも不自然になり、結果的に大いなる自然の流れから切り離されてしまうのです。
高次の情報にエネルギーを使いすぎて、日常生活に使うエネルギーが足りなくなると、この人生の大切な乗り物である身体の健康を損なうだけでなく、心的エネルギーも浪費する結果となり、鬱状態に進んでしまいます。
少しでも鬱気味だと感じたときは、変化を一時停止して日常生活に意識を集中する、というような態度が役に立ちます。
日常生活の健康的な生活習慣の中で、少しずつ進んでいくことにより、心も身体も霊性も健康的な状態を保ち、健全に変化していくことができるのです。
自己認識が広がり、これまで部分的にしか見えていなかった自分が、いろいろなレベルで見えるようになると、新しく発見した部分に意識が集中しがちです。
また日常的な自分や、他人に投影している自分を切り離したり、バラバラな部分の寄せ集めのように感じると、エネルギーの流れが分断され鬱状態になってしまう場合があります。
新しく認識された自分も、日常的な自分も、その他の切り離してしまっている自分も全て統合されたありのままの常に変化する自己として全体的に観ることが大切です。
自己認識の広がりは一時的に混乱する場合が多いですが、自己を全体的に観るよう、日常生活の中で意識することが大切です。
高次の自分のみを表現していたり、高次の存在として投影してしまったり、また身体に意識を向けず、思考に集中してしまったり、あるチャクラの部分のみに意識が集中してしまったり…そういう偏りは変化の途中にありがちです。
でも、「部分的にしか生きていないのではないか?」と気づいたときに、自己の全体に意識を向けなおすよう心がければよいと思います。
「自己を全体的に観る」という心がけがあれば、心・身体・霊性の健康への意識も高まり、日常生活をおろそかにすることもなく、ゆるやかで健康的な変化の流れに乗って進むことができます。
自己の全体性とは、常に変化するものであり、その認識も変化するものですが、「変化し続ける自己を全体的に観る」と心がけることが大切だと思います。
『鬱に役立つ情報』および下記関連ページは全てinner-wishの著作です。
鬱状態から深刻な鬱病にいたるまで、予防や対処の観点から、日常的に役立つ情報をお届けします。鬱の予防・対処に限らず、健康的な生活の、更には自己変容の道のベースとなるものです。詳しくはコチラ>
2022年9月15日更新NEW!
夏の疲れが出やすいこの時期は、季節性うつ(季節性情動障害-Wikipedia)の症状を訴える方が多いです。日照時間の減少や寒暖差などが原因と言われています。毎年のことですので、意識的に予防して、楽しく健康的な秋を過ごすことができますように。インナーウィッシュ補足より
2022年9月7日更新NEW!
気持ちの問題と思っていることの多くが、身体の健康を見直すことで改善されます。病気ではない場合で、疲れ・不調・意欲の低下に悩んでいる時は、まず最初に「食事・運動・睡眠」を見直してみましょう。短期間で改善することが多いです。具体的なアドバイスを追加しました。続きを読む
多くの悩みやストレスで心身の不調を感じた時、心の問題に取り組んだり、外部の環境を変えるより前に、身体予算管理のバランスを取り戻す必要があります。身体予算バランス管理のためにはエネルギー収支について意識することが大切です。
詳しくはコチラ>
「忘れたくても忘れられない」記憶は、海馬の中で反芻刺激となり、脳に刷り込まれていきます。このような「嫌な記憶」を忘れるためには、新生ニューロンを増やすことが効果的です。痛手が大きいほどなかなか消えてはくれないものですが、地道に新生ニューロンを増やしていけば、徐々にその輪郭はぼやけ、傷も癒えてくるでしょう。
※人生のリフォーム〜脳の育て方について『1週間で脳から生まれ変わる技術』より引用
心を温める方法、温かい心を広げる方法について説明しています。心を温めることで、ハート〜全身〜大きな心へ「温かい心」は広がります。また日常生活の全ての時に「温かい心」と調和できます。