創造の波と同調するヒーリングについて『癒しの光』(下)バーバラ・アン・ブレナン著より紹介しています。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
『癒しの光』(下)バーバラ・アン・ブレナン著 /河出書房新書
【参考】
『癒しの光』(下)
バーバラ・アン・ブレナン著
河出書房新書
画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
ヒーリングも健康維持も、創造の波に意識的に気づいてそこにとどまれるようになることを意味する。形を現しつつある今この瞬間のうちに完全に存在すること、一瞬一瞬において真の自己であることを意味する。
そうすれば、人生のパルスが創造エネルギーの四段階を流れ上がってゆくのに意識的に従うことができる。また、そのパルスがHEFの各レベルを一つ一つ通ってゆく一瞬一瞬に、ともに「いることができる。
あなたの本当の姿を奏でる自己の内面の音楽に耳を傾けなさい。光が自己の内に、肉体の細胞の一つ一つに湧きいずるのを感じなさい。
大地につながり、自分が今ここにあることの目的を感じなさい。今この瞬間にあなたの前に置かれている使命とはなんでしょうか。ここにやってきた理由はなんでしょうか。
そして、自己という存在が形をとりつつある今この瞬間において学ぶことはなんでしょうか。
次に来るのがなんであるかと考えるよりも、自分自身を自己の中へ、まさに開きつつある瞬間へと導き、そしてそっと細胞の一つ一つの中に座りなさい。その細胞がある肉体はあなたがなりたいと願う姿ではなく、今この瞬間のあなたの本当の姿です。
拡張、静止、コミュニオン、そして内面への収縮という段階を通りながら、その波にどこまでも乗っていきなさい。
その途上で痛みの層をみつけるかもしれませんが、そのまま、インナーチャイルドへとたどりつくまで乗り続けなさい。その子供の手をとったなら、さらに存在する大いなる「無」の中へと歩んでゆきなさい。
コアの奥深く、自己の内に存在する大いなる「無」の中へと歩んでいきなさい。この偉大な無を経験するのです。それはあなたの可能性を示すものです。この無の内には、すべての生命がパルスをうっています。振動しています。満ちています。
けれども、まだ生まれてはいません。ここには大いなる平和が在ります。この内面の無の内に至福を抱いて座りなさい。この無は空虚ではありません。たとえ人格のレベルからはそのように見えても。
この自己の内なる無の中に入っていけばそれだけ、いっそうの生をみつけることができるのです。あらゆる執着を手放して、この内なる中心点の安心と恵みにひたすら身をまかせなさい。
無と見えたものから動きが生じたら、そこから外面に向かって拡張していく生のパルスに乗りなさい。生のパルスは「無」を形をなした生命で満たしつつ、理知で満たしつつ、外へと向かいます。こうして外へ、上へと向かう時、生のパルスが自己のHEFの各レベルを流れ動いていくのを感じるでしょう。
やがてふたたび心が機能し始めるレベルがあり、さらにHEFのあらゆるレベルと、そこにおけるすべての個人的経験を通っていきます。あなたは開きつつある生を経験しているのです。これは創造へと到る過程です。
この拡張は外部に向かって無限に続いていきます。可能な限り遠くまで、自己の意識をこのパルスは宇宙の果てまで届くことができます。それを限るものは、あなたのイメージ的結論だけです。
意識をこのプロセスに向けるのです。自己の存在が広がったら、三百六十度全方向に向かって、できる限り遠くまでとどかせなさい。無限の宇宙へと手をのばすのです。
そこにおいてこそ、自己の外部にあると思われたすべてのものとの間にコミュニオンが生まれるのです。融合が起きるのです。その内に座しなさい。
そうしてふたたび自己の創造の波が自らの内に向かい始める時には、ただそれに従ってもどっていくのです。
この拡張と収縮はあらゆる瞬間に起きています。幾重にも重なる拡張・静止と収縮・静止のパルスです。パルスには速いもの、ゆっくりのものがあり、意識を通して決して気づくことのできないパルスもあります。考えることでは理解できないのです。
こうしてふたたび自己の内面に向かって旅を始めると、またHEFの各レベルを通っていくことになります。外の世界で学んだことをこうしたレベル、つまり自己の人格のレベルを通って持ち帰ると、この新しい贈り物が自己の個人性に光をもたらされます。
最初にこうしたことが起きる時には、しばしば苦痛を経験するでしょう。というのは、それが記憶を甦らせ、浄化されていないエネルギーと意識を目覚めさせるからです。はじめのうちは、HEFの感情レベルを通るたびに感情の痛みを経験するでしょう。しかし流れを止めてはいけません。人生で経験したすべての失望、恐れ、悲しみ、嘆き、悲嘆に光をもたらし続けるのです。
光と自己がありとあらゆるものと一つであるという理解を持って内面へと向かうパルスに従い続けると、あなたはやがて痛みと一つになるでしょう。
またこの痛みに関係する人々と一つになります。こうして、あなたの人生にこの苦痛を生みだした出来事に関与した人々と自己との間に存在すると見えた二元性が溶けさって、愛が生まれるのです。
コミュニオンは愛を生みます。苦痛と恐れの中にいっそう深く入っていく時、このコミュニオンをめざしていくことで愛を創り出すのです。
インナーチャイルドに届けられて足元に置かれると、この愛はインナーチャイルドの原初の傷に触れ、傷は癒されます。
パルスはさらにコアスター、すなわちあなたの本当の姿のエッセンスへと折り続けていきます。あなたはふたたび無の内に座りますが、内面の光にいっそうの光をもたらしたのです。恵みの母の内にただ座りなさい。この母の恵みによってあなたは偉大な母とコミュニオンの状態にあり、そしてふたたび愛が生まれます。
しばらくたつと、ふたたび外面に向かう動きが始まります。
インナーチャイルドは今、満ち足りるまで愛を与えられました。内面の杯が溢れると、この子供は動き出します。愛から生まれたこの子は、自らの足で歩み、個人としての自分を、またその肉体を感じます。
自分が経験する肉体的感触を心地よいものと感じ、愛します。自分自身に対していっそうの愛を感じることができ、自己とその価値を理解します。
自分を価値あるものと感じることで、逆に他者からも愛を受け取り、
また認めてもらうことができます。愛に満ちた形で自己を認めてもらうことで、勇気が生まれます。
このようにインナーチャイルドの意識が神聖な意志を通して拡張すると、自己を全体的な存在として経験し、また自らの神聖さを感じて、
スピリチュアルな陶酔に入っていきます。これによって、完璧なパターンと神聖な理性の知識へと導かれるのです。
そして自己の外に向かって、父なる宇宙の果てまで広がっていきます。そしてふたたび融合の状態に近づきます。
内なる自己は、形として顕現した宇宙の中を動いていくのです。その動きにつれてさらなる生命を創りだします。個人となった自己が宇宙のために形を与えた贈り物を携えて。
これが創造のプロセスで、二元性を溶かしさります。そしてあなたは世界を自己のまわりに創りだすのです。
拡張、静止、外なる宇宙とのコミュニオンというプロセスを経て。収縮、静止、内なる個人性とのプロセスを経て。
開きゆく自己 ― それがあなたなのです。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
『癒しの光』(下)バーバラ・アン・ブレナン著 /河出書房新書
【参考】
『癒しの光』(下)
バーバラ・アン・ブレナン著
河出書房新書
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