空行く雲や流れる水のように、一つの事に執着せず、物事の自然な成り行きに任せて行動すること。
【引用】大辞林(三省堂)
「空行く雲や流れる水のように」ありのままは自然に変化しています。
思考や感情や出来事も、次々と現れては流れ、自然に変化していきます。それらの一つ一つを引き止めてこだわり続けることなく、自然な流れ任せることで、穏やかな落ち着いた状態に戻りやすくなります。
あまりにも酷い悪天候の時は、一時立ち止まり、上空から天気図を眺め、全体的な動きを観ることも必要です。同様に、人生の中で立ち止まって状況を確認する時期もあるでしょう。そのような時でさえ、状況は移り変わり変化することを思い出すことは役立ちます。
そして落ち着いたら、また「空行く雲や流れる水のように」自然な流れを感じながら生きることです。
毎日の気持ちの変化、状況の変化、生活の変化、人生の変化、仕事の変化、社会の変化、時代の変化など、あらゆるものが変化しています。その変化の波を感じつつ、バランスを保ちながら生活し、成長し続けるのです。続きを読む
思考や感情や物事に翻弄されている時は、特定の暗雲だけを見つめているような状態です。そのような特定の雲を含む、背景の大きな青空に意識を向けることで、全体的な視野に立ち、穏やかな状態に戻ることができます。続きを読む
一見最悪の状態に思える、そんな時でも、雲の上はいつも青空が輝いているように、心のベースには青空が輝いています。全ての雲は引き止めなければ全部流れていくものなのだということを思い出しましょう。続きを読む
「雲外蒼天」の意味は「困難や障害を乗り越えた先は明るい」です。困難な状況の中にある時、くじけそうになる時、暗闇の中にいる時。そのような時は、上空に向かって分厚い雲をを突き抜けようとしている時です。続きを読む