「考えることは創造すること。心は創造主」「すべてがその目的に奉仕する」願望の背後にある動機を分析し、願望の目的に気づくことの大切さを、『「原因」と「結果」の法則』の著者であるジェームス・アレンの妻、リリー・アレン著『たった1つの法則』より紹介しています。
以降の紹介内容は、下記より引用しています。
『たった1つの法則』人生は「思い」でつくられている 単行本
【参考】
『たった1つの法則』人生は「思い」でつくられている
リリー・L・アレン著/坂本 貢一訳/サンマーク出版
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2023年9月14日更新NEW!↓
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自分の心をコントロールしようとしはじめたときに初めて、それがそれまで、どれほど野放しにされつづけてきたか―外側からやってくるさまざまな思いの波を、どれほど安易に受け入れてきたか―あらゆる種類の意見や暗示に、いかに無防備でありつづけてきたか―に気づきます。
自分がどれほど多くの貴重な時間を、あてもなくさまよう無意味な思いのために無駄遣いしてきたかを知ったとき、私たちは驚き、また恥じ入ることになります。
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自分が最初に決めた言葉について、またそれと人生との関係について、あらゆる角度から考えましょう。その言葉の真の美しさを自分の中に吸い込んでしまうまでは、絶対に手放さないことです。
「あなたが集中して考えたもの(たとえそれが何であっても)、それに、あなたはなる」のですから。
理想を目指すということは、今の自分をあとにして、なりたい自分へと向かうことです。次に私たちが行なうべきことは、自分の理想像を固定し、持続的な集中した思いによって、それを目の前に掲げ続けることです。
私たちは日一日と、自分が集中して思いをめぐらしつづけているものへと近づいています。そのヴィジョンを手放してしまわない限り、私たちには大きな報酬が待ち受けています。私たちが目の前に掲げつづける理想は、いずれ間違いなく現実となるのです。
考えることは創造することなのです。自分達の創造のパワーを無意識のうちに用いて、さまざまな悲しい結果も手にしてきました。
心は創造主です。この真実を受け入れることは、あらゆる望ましい状況を創造するパワーを手に入れることです。
もしも心が、はみをくわえたまま逃げ出した暴れ馬のように、理性を欠いた感情、怒り、恐れ、混乱などのなかに突き進んでしまったとしたら、そのときには、それらにふさわしい状況が創造されることになります。
理性を欠いた感情は苦悩と病気を連れてきます。怒りは、魂には苦しみを、肉体には酸味をもたらし、人生をいくつもの悲しみで満たします。これはまた、いくつもの病気の直接的な原因でもあります。恐れと混乱は、失敗と困窮、逆境と貧困を引き寄せ、それらをやがて人生のなかに出現させます。
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人間は自身の運命と環境の創り手である。
人間は自分の思いの「流れ」に対する絶対的な支配権をもっており、そのコースを自分の意志で変えることができる―流れの無駄をチェックして、それを有益な経路へと導くことができる―ということを知っています。
自身の内側にある強力なパワーに気づきました。正しく導かれたならば、あらゆる祝福、あらゆる幸せ、あらゆる良いものをもたらしてくれるパワーにです。この真実に気付いたとき、人間はどれほど大きな喜びを手にできるでしょう!満ち足りた豊かな人生を、誰もが築けるのです!
これに気付いたとき、私たちは目を開かれ、自分の人生が満ち足りていなかったのは、これまでに常に自分に差し出されてきたいうつもの良いものを受け取らなかったからだということをしることができます。
私たちの魂が必要としているあらゆるもの、私たちの心があこがれているあらゆるもの、私たちが手を伸ばしてつかもうとしているあらゆる良いもの、私たちがみずからの手で真剣に設定しているあらゆる目標が、すでに私たちのものなのです。
私たちがそれを目指して、充分に真剣に、充分に熱心に、充分に粘り強く生きるだけで、それは私たちの人生の中に姿を現します。
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いい加減な願望―一週間、一ヶ月、あるいは一年程度のあいだ気まぐれに抱かれたあとで、さっさと別の気まぐれに取って代わられるような願望―は、パワーを激しく浪費して心を疲れさせ、もしも常に抱きつづけられたとしたら、最終的には、価値ある物事を成し遂げて意義ある人生を送るために必要なパワーを、人間からすべて奪い去ってしまうことになります。
「心が揺れ動く人は、風に翻弄されて揺れ続けている海の波のようである。そのような人は、主から何かをいただけるなどとは考えるべきではない。優柔不断な人は、何をするにも不安定である」(ヤコブの手紙より)
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「願望を抱く」とは、「恵みがもたらされるのを期待しながら、何の努力もしないで、ただ待ち続けること」などではなく、社会のなかでより役立つ人間になることや、好機と恵みに満ちた、より明るい、より深い人生を生きられるようになることを、意欲的に目指すことにほかならないのです。
私たちの悲しみは神からもたらされるものではありませんし、貧困や苦難も、神に気に入られている印などではありません。私たちは過ちを犯し、悲しみます。私たちが誤った思いをめぐらすと、それが、私たちのもとに苦難を引き寄せるのです。
あなたの人生のなかで不足しているものは何なのでしょう?あなたが真の人間として、活気に満ちた幸せな人間として、人生の成功者として生きるために必要としているものは、何なのでしょう?
あなた自身の心のなかの静かな場所に、今日のうちに入り、あなたがほしがっているものを見つけ出してください。あなたの人生を満ち足りた完璧なものとするために必要なものは何でしょう?
たとえそれが、その恵みが何であろうと、それはあなたのためのものです。感謝の言葉を述べて、それを今、心のなかで受け取りましょう。
そして、それが現実の人生のなかに出現することを信じながら、いや知りながら、嬉々として前に進みましょう。それを受け取るにふさわしい生き方をしてください。そうすれば、それは必ずもたらされます。
そのような心の状況は悲しいほどに不信心であり、神の善、真実、そして正義とまったく調和しません。それは闇の状況であり、誤った仮定と失敗の世界に属するものなのです。
もしもそのなかにいるとしたら、さっさと抜け出してください。光と生命、喜びと平穏、豊かさと幸せ、そして成功のなかに出てきてください。強くなりましょう。真実を知りましょう。真実はあなたをかならず自由にしてくれます。
「環境には人間を縛り付ける、あるいは制限するパワーなどない」自分の心をコントロールすることで、自分の環境の意識的な主人公になった。
きれいな人間を汚い環境に、しらふの人間を酔っぱらった環境に、勤勉で誠実な人間を堕落したみすぼらしい環境につなぎとめることは、絶対に不可能なことです。
もしかしたらあなたは、自分を変えようとしない人間を、その環境のなかから連れ出せるかもしれません。でもその結果どんなことが起こるでしょう?その人は自分の中身にふさわしいそれまでの環境をもち運びつづけ、それを自分の周囲に創造し始めます。
まず変わらなくてはならないのは人間なのです。人間が変われば、環境の変化が必ずそれに続きます。
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人生が停滞していたのは、彼が環境との調和を欠いていたからではないか。仕事を嫌い、それと関連したあらゆる状況や仕事仲間たちを敵視するかわりに、毎朝一定の時間をとり、そのなかで、「これまで嫌ってきた仕事のなかに横たわっている、愛すべきもの」を探し出そうという意識を持ちながら、徹底した自省を行なってみるよう助言しました。
自分の能力を発揮して恵みを受け取る好機が、ずっと目の前にありつづけてきたことに気付いたのです。そこには、嫌いな仕事をしながらほしいと願っていたもののすべてへと通じる、開かれた扉がありました。問題は環境のなかにではなく、そこに住む人間のなかにあったのです。
忘れないでください。私たちは、今の環境のなかで成功できなければ、ほかのどんな環境のなかでも成功できません。私がほしいと願っていた喜びと恵みは、私に知られることも、省みられることもないまま、私が歩んでいた道の上で、来る日も来る日も待ち続けていました。
現状のなかで良いものを探してください。あなたが今いる、その場所で、恵みを見つけてください。今の仕事に熱心に打ち込み、それを素晴らしいものにしてください。それが必ず、より大きな幸せと成功への開かれた入り口になります。自分自身をコントロールできるようになった人間には、あらゆるものがひざまづいてきます。ひたむきな魂にとっては、すべての瞬間が好機の瞬間です。
「賢者の石」―あらゆる幻想を霧散させ(誤ったもののすべてが幻想です)、人生のあらゆる卑金属を純金に変えてしまう、この驚くべきパワー―は間違いなく実在します。
正しい場所で、つまり自分自身の心のなかで見つけようとすれば、必ず見つけられます。というのも、これは人間自身の思いのパワーのなか、そのなかだけに見出せるものだからです。
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私たちの誰もが、この偉大なるパワーを所有しています。でもほとんどの人たちは、そのことを知りません。彼らは現実に、この高価な真珠を手の内にしているのです。ただそれに気付いていないだけなのです。
外側で探し回るのは、もうやめましょう。人生を変えるためのパワーは、そんなところで探していたのでは永遠に見つかりません。知ってください。あなた方が追い求めているものは、すでにあなたがたの手の内にあるのです。それは、あなたがたの考えるパワーの中に横たわっています。人は誰も、内側で考えるとおりの人間なのですから。
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今の自分がどんな人間としてどんな人生を送っているのかは、自分がこれまでに考えてきたこと、および今でもまだ考えていることの結果なのだということを、しっかりと事実として受け入れようではありませんか。
その瞬間から私たちは、賢者の石に向かう道の上を歩き始めることになります。思いは偉大なる創造のパワーです。
私たちの人生のなかにある不愉快な物事は、どうなのでしょう?これもまた、思いによって創造されたものです。どれもが、心の習慣的な思いの結果です。私たちは意識的にばかりでなく、無意識のうちに考えることによっても、自分の人生を創りあげているのです。
まさにヨブが語ったとおりにです。「私が恐れたものが、私にもたらされた」
貧しさを考え、貧しさを語り、貧しそうに行動する人たちのもとには、招かれし客として、やがて本物の貧しさが訪れ、炉端にどっかと腰を降ろすことになります。
病気のことを考え、痛みや症状、体温や脈拍について語り、鬱々と行動する人たちのもとには、やはり招かれし客として大病が訪れ、永遠に住み着くことになります。
たとえあなたが今、どんな人間として、どんな環境で生きていようと、あなたには賢者の石があります。もし望むなら、あなたは今すぐにでも、それを用いて、自分の心、体、環境のなかにあるかもしれない不調和のすべてを変化させる作業に取りかかることができます。
ただし、あらゆる痛み、あらゆる無知、あらゆる制限から、即刻の解放は期待すべきではありません。一気にかえようとしても無理なことです。激しく落胆することもあるでしょう。動揺することもあるでしょう。せっかくの進歩が一気に逆戻りすることもあるでしょう。外側の目立った変化を、何年ものあいだ見られないことさえあるかもしれません。
でも、たとえそうであっても、そのときあなたは、自分が着実に変化を遂げつつあることを知っているはずです。
自分の内側で機能しつづけている偉大な源のパワーに抵抗できるものは皆無であり、遅かれ早かれ、あらゆる障害物、あらゆる困難の山が消滅することになる、ということを知っています。
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あなたがほしいと考え、手にいれようと努力するもののすべてが、必ずあなたにもたらされます。ただし急がないことです。
自分自身を、今回の人生という短い生命表現のなかだけにとじこめてしまったりはしないことです。あなたは今、あなたがほしいと願っているものを、今後のいくつもの人生のために、というよりも、あなたを待っているあらゆる人生のために創造しているのです。明日の確かな収穫のために、今日、種を蒔いているのです。
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思いという創造のパワーに関する真実が、人生を変えたいと願う人たちに初めて知られそこには常に、ある種の危険が生じます。私たちのもついかなるパワーも、もし私たちが正しい用い方を知らなかったならば、私たちを破滅へと向かわせてしまう危険を常に秘めています。
たとえ正しい用い方を知っていたとしても、それに従わなかったならば、つまり、自分のパワーを身勝手な目的のために用いてしまったならば、私たちは確実に破滅への道を突き進むことになります。
人間に備わったこの強力なパワーに関する真実がすべての人間にはもたらされてこなかったことには、理由があります。過去の偉大な教師たちの誰もが、真実を、直接的には、それを受け取る準備ができている人たちにしか伝えてきませんでした。
賢者は、意識のなかに光が突然現れ、「ほしいものを言いなさい」という声が聞こえてきたときに、迷わず「知恵と知識をください」と答えていますが、すべての人間がそのように答えられるわけではありません。彼が求めた知恵と知識は、言うまでもなく、身勝手な利益を得るためのものではなく、人々を善と幸せ、救いと繁栄へと導くためのものでした。
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思いは強力な創造のパワーであり、すべての人間に備わったこのパワーを用いることで、誰もが思いどおりの人生を生きられる、ということに関しては疑いの余地がありません。事実、私たちはそれを毎日行なっています。
しかし、急がないことです。確かに、私たちの人生のなかには望ましくないものがたくさんあります。一挙にそのすべてをなくすことができたら、どんなにいいでしょう。でもそうしようとすることは、私たちを今ここに存在させている法則でもある「原因と結果の法則」を、無視することにほかなりません。学習は一夜ではなしえないのです。そしてそれは、思いという創造のパワーに関する真実を私たちに教えてくれてもいるこの法則が、常に機能していることの証でもあります。
私たちは今、自分の過去の思いと行いの結果を生きているのです。「人は誰も 自分が蒔いたものを刈り取ることになる」「あなたが用いた物差しで あなたもやがてはかられることになる」「新しい人生は 古い人生が蒔いたものを収穫する」
これまでにこの地球を歩いた偉大な教師のすべてが、同じ偉大な真実を教えてきました。私たちの思いこそが、私たちの人生の創り手であるという真実です。
これは仏陀によって、キリストが現れる五百年も前に教えられたことでした。
聖パウロも同じことを教えています。しかも彼らは、これを、いかなる誤解も生じえない、きわめて平易な言葉で語ったのです。
仏陀は語りました。
「心のなかの思いが 私たちを創っている。私たちは 自分の思いによって創りあげられている。私たちの心が邪悪な思いで満ちているとき 私たちには いつも痛みがつきまとう。雄牛を悩ます荷馬車のようにして。」
「もし私たちが清い思いばかりをめぐらしたならば 私たちには喜びばかりがつきまとう。私たち自身の影のようにして」
キリストは語りました。
「あなたが人々からしてほしいと思われていることを、人々にしてあげなさい。これが法であり、あなたがたの未来を決めるものです。」
「与えなさい。そうすればあなたがたは与えられます。大量に、抱えきれないほど、人々はあなたがたに与えてくれるでしょう」
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この偉大なパワーの正しい用い方を理解することは、とてつもなく大切なことです。もしもこれを身勝手な目的に利用したとしたら、待っているのは不幸せのみだからです。
このパワーを用いることで、私たちは自分が熱望するものを手に入れることができます。でもそれが災いではなく恵としてもたらされるよう、細心の注意を払う必要があります。
まず第一に、私たちは「自分自身の救済」に意欲的に取り組むべきです。自分の人生のなかにある好ましくないもののすべてが、自分の過去の思いと行いの結果であることを知り、その負債を意欲的に支払うべきです。
ただし、そうやって負債を支払いながら、私たちはほかのこともいっしょに行なえます。いつの日にか大きな喜びのなかで刈り取ることのできる新鮮な収穫物の種を蒔き、それを育むことをです。
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あなたが今刈り取っているもののなかには、棘だらけのイバラもあるでしょう。そこであなたは過去を振り返り、自分がそれを刈り取ることになった原因を探します。そして、何年、何ヶ月、あるいは何日か前に、自分がその種を確かに蒔いたことを思い出します。
もしかしたらそれは、思い出すことができないほどの、はるか昔に行なったことかもしれません。たとえそうであっても、すでにあなたは「原因と結果の法則」を理解しており、自分は今、遠い過去に自分が蒔いたものを収穫しているに違いないと結論づけます。
続いてあなたは、新鮮な良い種―正しい思い、美しい思い、清らかな思い、愛に満ちた思い、喜びに満ちた思い、穏やかな思いなど―をイバラの隣に蒔き、水をやり続けます。
するとその種はみるみる成長し、花を咲かせます。その喜びに満ちた光景は、あなたがイバラの痛みに耐えるのを大いに助けてくれるでしょう。そのイバラはいずれ、あなたが充分に痛みを体験し、負債を支払い終えると同時に、あなたの人生のなかから完全に姿を消すことになります。
あなたは今、あなたを本当に幸せにしてくれる良いものを、心からほしいと願っていますか?それは何でしょう?愛? やりがいのある仕事? 自分の人生を有益で実りのあるものにするために必要だと思う、その他の何か?
たとえそれが何であれ、自分が心からほしいと願っているものについて、連日連夜、考えることです。それを、身勝手さを排除した美しい思い、清らかな思いの光で包み込んでください。それを手に入れるに値する人間になるよう努めましょう。そのゴールから決して目を離さず、自分の思いが人生のなかで花開くのを、忍耐強く待ち続けてください。
もしもあなたがこれを行なったならば、保証します。あなたのために、必ずや美しい朝日が昇るでしょう。あなたの心からの願望が、そのとき叶います。それに値する人間になりましょう。そうするために生きましょう。それについて考え、そのために努力し、そのために準備し、それがもたらされることを期待しましょう。そしてそれに感謝しましょう。だって、それはすでに、あなたのものに足早に近づいてきているのですから。それを引き寄せるあなたの力―あなたの思い―が強ければ強いほど、それはますます足早になります。
その恵みはすでにあなたのものなのです。そのことに感謝しましょう。魂は時間というものを知りません。魂―真の人間―にとっては、すべてが永遠に今のなかにあります。あなたが体験することの可能なあらゆる良いものが、あなたの今のなかにあるのです。そして、あなたがこれを信じれば信じるほど、これを喜べば喜ぶほど、これに対する感謝の念が強ければ強いほど、あなたの願望はより早く、通常の人生のなかで叶えられることになります。
あなた自身の「賢者の石」を思う存分用いてください。と同時に、それを用いる前に自分の心のなかを吟味することを忘れないでください。
ゲーテが語っています。「自分の願望には気をつけることだ。あなたは自分が願い求めるものを、たとえそれが何であれ、確実に受け取ることになるのだから。」
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あなたの願望の背後にある動機を、よく分析してみてください。「自分は何をほしがっているのかを、自分がよく知っている」ことを確認してください。
それを手にいれることで、あなたがより気高い、より強い人間になれること、そして、それとともにもたらされる好機の数々、拡大した人生、より大きな可能性の数々が、あなたによって必ずや、世界に恩恵をもたらすために、あなたの人生をより美しくするために、あなたを本当に幸せにするために、そして神すなわち法則を讃えるために用いられるであろうことを、しっかり確認してください。
「断固とした魂の強い決意は いかなる偶然 いかなる運命 いかなる宿命にも妨害されず また支配されることもない。才能は取るに足りず 事をなすのはひとえに強い意志である。それを前にするや あらゆるものが道を譲ってくる。海を目指す大河の強大な力に 立ち向かえるものがあるだろうか。すべての魂が手に入れるに値するものを手に入れる。運を語ることは 愚か者にまかせておけばいい。不動の目的を掲げつづける者たちは 幸いである。彼らがとるいかなる些細な行動も ときには静観さえも すべてがその目的に奉仕する。強い意志の前では ときとして死さえも立ち止まり 成就のときを待ち続ける」
【関連】●幸せな未来を創造する〜意志の力【おすすめ記事特集】
以上の紹介内容は、下記より引用しています。
『たった1つの法則』人生は「思い」でつくられている 単行本
【参考】
『たった1つの法則』人生は「思い」でつくられている
リリー・L・アレン著/坂本 貢一訳/サンマーク出版
写真画像については、無料写真素材を使用しています。
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【関連】リンクをインナーウィッシュHPより紹介。
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本ページ「リリー・L・アレンの言葉」をHPアップしたのは、2012年6月12日。今から10年以上も前のことです。
実を申しますと、この「リリー・L・アレンの言葉」がインナーウィッシュの方向性に最も近く、伝わりやすいのではないかと感じていました。ちなみにリリー・アレンは『「原因」と「結果」の法則』の著者であるジェームス・アレンの妻です。
「思いは実現する」ということは言われていましたが、それを間違った方向に使って、自他に苦しみの種を蒔いてしまう人が沢山いました。なんとか止めたいと思うのですが、何から説明すればいいのか分からず、困っていたのです。
この「リリー・L・アレンの言葉」には、思いの実現力に関する注意が数多く掲載されています。
下記は本文の注意喚起に関連する目次の抜粋です。
パワーを身勝手な目的のために用いてしまったならば私たちは確実に破滅への道を突き進む
間違った使い方をすれば自他に危険が及ぶことを、古来あらゆる形で伝えられてきましたが、それらの注意は伝わらず、簡単に願いが叶う方法というような伝わり方がされていて、危機感を持っていたのです。
【関連】●キリストの言葉【自己変容の道】
「思いの実現力」を意識して使っていなくても、自然に「思いの種」は蒔かれていきます。ここで伝えようとしていることは、「思いの実現力」を意識的に使う場合の話です。
インナーウィッシュの伝えたいことは、単に「思いは実現する」ということではなく、「思いの実現力」や「与えられた力」は「自他の幸せのため」さらには「果たす役割」のために使った方がいいということです。
高次意識とつながる理由も、自己中心的な視野ではなく、より広い視野から観て「思いを調和する」ためです。自己変容や日常生活の変容も、日常生活の中で「調和する役割」の一部を生きるためのものです。
わたし自身、小さい頃から「思いの実現力」を使って生きてきましたので、「思いが実現する」ことに何の疑いもありません。けれど、多くの人の危険な使い方を見るにつけ、自分自身の使い方も細かい部分まで再検討するようになりました。
「蒔く種」を更に注意深く選ぶようになったということです。つまり「思い・言葉・行ないの種」について、何を蒔いて何を蒔かないか、かなり意識するようになりました。
それは本ページ「リリー・L・アレンの言葉」をHPアップしてから今までの期間に心掛けてきたことです。
さらに「思いの実現力を使わない」という選択もするようになりました。目的ために与えられた力や能力は、目的のために使う必要があると思うようになったからです。自己中心的な、あるいは目的と無関係な場面で使うのをやめている状態です。
特にここ数年は「すべてがその目的に奉仕する」方向へと向かっているように思います。
つまり「世界に恩恵をもたらす目的の一部を担うために」 「すべてがその目的に奉仕する」という方向性です。
【本文】すべてがその目的に奉仕する
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与えられた力は調和した使い方をする必要があると、年々強く感じるようになっています。
『自然の法則にかなっているということは、違う言い方をすれば自分だけのことを考えてやっているのかな、これは自分の家族のことだけを考えてやっているのかな、あらゆる人のため、人間のためだけでなく、全ての存在物のことを考えてやっているのかなと絶えず自分に問いながら行動をするということ』
「思いの実現力」を見直す理由は、自他への影響だけでなく、地球環境への影響もあると実感するようになったからです。
知識としてご存知の方も多いと思いますが、「思いの実現力」の使い方について今一度見直し、自他の未来と、地球の未来に良い種を蒔いていくことができますよう、心より願っています。
2023年9月14日公開 inner-wish
2023年9月15日更新 inner-wish
良い種を選んで蒔き、育て続けることは役立ちます。「自他の幸せにつながる」「人生後半を大切に育てる」「人生の目的に沿う」ような「良い種を蒔き育て続ける」ことが、役立つのではないかと思います。続きを読む
「思い・言葉・行い」は、広く影響を与える創造の種(原因)となります。何のために種(原因)を蒔くのか、どのような実り(結果)を得ることになるのか、種を蒔く前によく考える必要があります。続きを読む