環境と真に調和するためには、宇宙意識で存在する必要があるという内容について、『新訳 超越瞑想入門』存在の科学と生きる技術(著者:マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー)より引用しています。
以降の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
新訳 超越瞑想入門―存在の科学と生きる技術 単行本
【参考】
『新訳 超越瞑想入門』存在の科学と生きる技術
著者:マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー
出版:読売新聞社
初版:1992年12月18日
第10版:1998年1月10日
画像については、無料素材を使用しています。追加情報については、参照元を個別に記載します。
良心にやましいところがないように、心をいつも清浄にしておくことが必要です。思いやりをもって、真心のこもった態度で人に接しなさい。
外側のよい行動も確かに人生において大きな価値をもっていますが、内側の曇りのない良心はさらに大きな価値をもっています。
もし、あなたの良心に曇りがなく、同胞に対し愛と親切と徳をもって接するならば、すべての人から自然に気持ちよく迎えられ、環境からも大きな喜びを与えられるようになるでしょう。
このような美徳を身につけ、良心にもやましことがないのに、それでも、周囲とうまくいかないという場合には、そのままその状況を受け入れることです。過去の何かの行動の結果がそのように現れているからです。
報復すると、自分を悪のレベルに低めることになります。
それよりも、人の悪をあなたの徳の海の中の一滴に変えたほうがよいのです。
悪に抗するなかれ、というのはよく知られた格言です。悪に対抗すると、その悪のレベルまで身をかがめなくてはなりません。そればかりか、報復行為によって新たに生じた悪影響の責任を、また背負わねばならなくなります。
周りに不純なものがあったとしても、それをそのまま、あなたの心の純粋性の海に、あなたの内側の純粋な良心の限りない喜びの中に、受け入れてやりなさい。
あなたが許しを与えれば、自然のすべてがあなたの輝きをたたえ、喜びをあなたに返してくれます。
寛大さ、寛容さ、心の純粋性、誠実、愛、親切は、環境を楽しみ、十分に活用するための基本です。これが基本的な「与える」原則です。
自分の環境を本当に完全に活用できるようになるには、正常な人間、すなわち完全に発達した人格をもった成熟した人間、宇宙意識をもった人間になることが必要です。
このような状態になって初めて、環境から完全な利益を受けることができます。なぜなら、この状態にある人の心は、「存在」のレベルにしっかり確立されており、そのレベルから作用する自然の諸法則は、あらゆるものの進化を支持するからです。
宇宙意識のレベルに立ったとき、人は初めて本当に与えることができるようになります。この最高の「与える」レベルに生きるとき、人は同じように最高に受けることができる立場に立つのです。
宇宙意識とは、人間が「聖なるもの」に奉仕して生きる状態です。その人の想念、言葉、行動はおのずから聖なる意志に導かれます。その人は個人でありながら、同時に神の「生ける道具」なのです。
このような人は、何をしても宇宙生命に役立ちます。本質において、「聖なるもの」の最も従順な召使いなのです。
宇宙意識に達すると、もう何もしなくても、環境から最大のものを引き出すことができるようになります。環境はおのずから、その人のために最大の用をなし、他の人々にとっても最大の価値をもつように変わってきます。
宇宙意識に達した人の環境に含まれているすべてのものは、お互いから最大の利益を引き出し合うような関係になるのです。
自然と調和し、意識のレベルを高めて、絶対超越の純粋意識の永遠の状態に存在する調和と平和の領域に入ることが必要です。
力づくや道徳的な強制や暗示などによっては、環境を変えることも、それを自分のために十分に活用することも不可能です。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
新訳 超越瞑想入門―存在の科学と生きる技術 単行本
【参考】
『新訳 超越瞑想入門』存在の科学と生きる技術
著者:マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー
出版:読売新聞社
初版:1992年12月18日
第10版:1998年1月10日
画像については、無料素材を使用しています。追加情報については、参照元を個別に記載します。