忍耐について

更新日:2020/05/22 公開日:2020/05/22

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忍耐について【日常生活の変容2】
忍耐について【日常生活の変容2】

忍耐について

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忍耐について色々な角度から説明・紹介しています。


目次


忍耐の力を育てる

 

忍耐とは、思い通りにならないことについて耐え忍ぶことです。

 

それは簡単なことではありません。おそらく一生かけてもなかなか身につかないのではないかと思えます。それでも忍耐は育てていく価値のある力だと思います。

 

なぜ、忍耐の繰り返しを半永久的に続けることができるのでしょうか?どうすれば忍耐力を育てることができるのでしょうか?

 

例えば、かつて経験した忍耐の期間について「どうしてこんな苦しいことを続けられるのですか?」と聞かれた場合、どのように答えるでしょうか?「長いトンネルを抜け出した後の素晴らしい変化を知っているから」と答えることができるのではないでしょうか?

 

同様に、今苦しんでいるトンネルはいつか終わり、現在の自分には信じられないくらい、良い変化が訪れることを先人たちは知っているのです。

 

もちろん、この先のどの段階でも苦しみがあり、その都度、忍耐に疑問が思い浮かぶことでしょう。しかし、その都度、先人たちの言葉から励まされるに違いありません。先人たちは忍耐の先には成長や進化があることを経験上知っているのです。

 

私たちは、先人たちの励ましを得ながら、トンネルの先にある良い変化・成長・進化のために忍耐の力を育てていくことができると思います。

 

2020年5月22日 inner-wish

 

忍耐とは

 

忍耐(にんたい、英語: patience)とは、苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。例えば、自分に不都合なことなどをひとにされても、暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど。忍耐する力を「忍耐力」、忍耐力があることを「忍耐強い」と言う。忍耐は、四元徳のひとつとされている。

 

【引用】忍耐(Wikipedia)

 

変えられないものを受け入れる

 

『変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ』(ラインホールド・ニーバー)

 

アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉である。

 

【引用】日本人として知っておきたい力のある言葉(chinoma)

 


忍耐は最も大切な資質の一つ

『ラスト・バリア』より

 

午前中ずっとハミッドはとても楽しそうだった。そして何時間も、トランプでペイシェンス(がまん較べ)のゲームをやり続けた。朝の話を再び続けようとしても、彼は私が質問し終わりもしないうちに口をはさんで、質問をやめさせた。ペイシェンスにすっかりあきてしまったので、私は何か他のゲームをしてはどうかと彼に言った。

 

「なぜ他のことがしたいのかね?」と彼が言った。「ペイシェンスは君が学ばなければならない資質を訓練するには、ぴったりのゲームだ。忍耐はとても大切だ。忍耐が足りないと、君は急いで行動しすぎて、計画をだめにしてしまうからだ。種子は播かれたら、時が来てそれが芽を出すまで、君は待たなくてはならない。種がまだ準備ができてはいないのに、そのまわりの土を掘り起こしたりすれば、植えたものをだめにしてしまうだろう。忍耐はこの道に入ったら、誰にとっても、最も大切な資質の一つなのだ。君は忍耐がまったく足りない。だから私は君とペイシェンスをずっとやっているのだ。

 

以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

『ラスト・バリア』スーフィーの教え(日本語)単行本

【参考】

『ラスト・バリア』― スーフィーの教え ―
ルシャッド・フィールド=著
山川絋矢+山川亜希子=訳
角川書店

【関連】●ラスト・バリア【自己変容の道】

『ラスト・バリア』―スーフィーの教え―ルシャッド・フィールド=著より紹介しています。


時間がかかることを認識し忍耐することが重要

『思いやりのある生活』より

 

心の内部にいる敵にも対処できる、仏教の心の鍛錬のような技法に近づくには、自分が直面している務めの複雑さを心得ておかねばなりません。仏教のいろいろな経典には、八万四〇〇〇種もの否定的・破壊的思考があげられ、八万四〇〇〇の取り組みや防御手段が記されています。

 

否定的思考を根絶するのに役立つたった一つの魔法の鍵がどこかで見つけられるだろう、などと夢のような期待を抱かないことです。永続する成果を得るには時間をかけて、いろいろな方法を適用しなければなりません。つまりは大いなる決断力と忍耐を必要とするのです。いったん法(仏陀の教え)の実践を始めてしまえば、一週間もあれば悟れるだろうと考えないように。それは非現実的なことで間違っています。

 

仏教の高名な師で中観派の祖ナーガールジュナ(龍樹。一五〇〜二五〇頃)は、精神を鍛錬する際には時間がかかることを認識し、忍耐することが重要だということを見事に書き著しています。ナーガールジュナは、いいます。「精神を鍛錬し、洞察力を巧みに応用することで、自分自身の中に安楽の感覚と自信と、ゆるぎない心構えに根ざしている心の平静を育むことができれば、啓発された者になるのにかかる時間は問題ではない」

 

以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

思いやりのある生活 (知恵の森文庫) 文庫

【参考】

『思いやりのある生活』

ダライ・ラマ14世 テンジン・ギャムツォ/著

沼尻由起子/訳

光文社知恵の森文庫


【関連】●思いやりを育てる【自己変容の道】

思いやりを育てる方法について『思いやりのある生活』ダライ・ラマ十四世/著より引用しています。

 


何でも忍耐~ダンマ詩句

 

下記サイトには、「忍耐」について沢山の言葉が紹介されています。「忍耐」が辛くなった時や、「忍耐力」ないなと思った時に読むと、忍耐の説明にどことなく優しさが伝わり、なぜか心が落ち着きます。

 

【参考】何でも忍耐~ダンマ詩句

ニャーヌッタラ大長老 ダンマ詩句

 


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