ヴィジョンはジグソーパズルのように実現されていきます。またレイヤー(層)の重なりとつながりを持っています。描くヴィジョンが、他のレイヤーや、多くのヴィジョンにとって調和的であることは重要です。
ヴィジョンはジグソーパズルのように実現されていきます。ある部分を実現している時、別の部分は手付かずの場合もあります。他者からみると同じピースに見える部分も、一つ一つ異なるピースを実現しています。また他者から見ると全体像が見えないので、完成に近づくまで何を描いているのかわからないことも多々あります。
ヴィジョンは異なるレイヤー(層)の重なりを持っています。また分野によって、あるいは意識レベルによっても異なるレイヤーをもっています。ヴィジョンの各レイヤーは相互に関係があります。ある部分のピースを埋めると、別のレイヤーにも影響があるのです。このレイヤー(層)は、自分が描くヴィジョンだけでなく、所属する集団のヴィジョンも含まれています。
パズルのように段階的に実現していくヴィジョンは、各レイヤーごとに、他のヴィジョンともつながっています。自分のヴィジョンを実現しているつもりでも、他者のヴィジョンとつながっていることがあり、また集団のヴィジョンの一部を担っている場合もあります。この意味でも、それぞれのヴィジョンはつながっているヴィジョンと影響し合います。
このようにヴィジョンは重なりとつながりの両面において、他のヴィジョンに影響を与えます。大きな範囲や大きな手段の描くヴィジョンは影響力が大きくなります。また、小さなヴィジョンでも、重なりやつながりの中で影響があります。ですから、描くヴィジョンが、自己のヴィジョンレイヤー(層)や、多くのヴィジョンにとって調和的であることは重要です。
ヴィジョンはパズルのように段階的に実現されていきますが、あらゆるヴィジョンの影響を受けて、流動的に変化しています。完成図も固定したものではありません。このようなヴィジョンを実現したいという願いや目的の本質に沿って、状況の変化やあらゆる影響に対応しながら、パズルの絵柄が変容していくのです。
このようにヴィジョンは互いに影響し合い流動的ですが、その背景には心の本質があります。背景にある青空のような心の本質を意識しつつ、穏やかに調和しながら実現していくことができればと思います。
自分が描いているヴィジョンは、大きなヴィジョンの中で、どのような役割をになっているのかを思い浮かべると、そのヴィジョンの目的が見えてきます。目的というとわかりにくい場合は、多くの人の願いを叶えるために、自分のヴィジョンはどのように役立つかを思い浮かべてみます。調和したヴィジョンであれば、必ず多くの人にも役立つ何かがあるはずです。たとえ調和したヴィジョンであるとしても、状況の変化をみながら、影響を感じながら、実現していくことが大切ではないかと思います。
2022年10月26日公開 inner-wish
大きな成長プロセスの中で生きていることを思い出すと役立ちます。全ての経験が大きな成長プロセスの中で、より進化した成長につながっていきますように。
高次の人格を中心に全人格が成長し、調和が進むと、完全に統合された人格となります。それは高次の人格だけが高次意識を持っているのではなく、全ての人格が同様に高次の意識を共有し、調和して協力できる状態です。また、自己の全体が助け合いながら調和して協調する方向です。