瞬間的に強力な意志力を用いることは役立ちます。瞬間的な意志力が役立つ場合と、そうでない場合について、また瞬間的な意志力の用い方について説明します。
瞬間的に強力な意志力を用いることは役立ちます。
例えば、意識状態を変える時、強い意志を持つことで瞬時に切り替えることが可能です。もっと簡単な例では、思考や感情の暴走を止める場合も、瞬間的な意志力を使うことで止めることができます。
日常的な意識レベルが下がってしまった場合や、気づかないうちに思考や感情の渦に巻き込まれてしまった場合、また呼吸やエネルギーの流れが滞っている場合などには、瞬間的な意志力で意識状態を変えることが役立つのです。
長時間あるいは長期間にわたって、意識レベルが下がっていたり、思考や感情の渦に巻き込まれたり、呼吸やエネルギーの流れが滞ってしまうと、心身霊の健康に悪影響をもたらします。そのため、速やかに通常の状態に戻ることを心がけましょう。
長期ヴィジョンの実現や、多くの人の長期に渡る変容を扱う場合には、時間をかけることが役立ちます。また、段階的に意識レベルを変容させて、成長していく場合にも、時間を適切にかけることが役立ちます。
それは段階を経て成長することや、時間をかけて経験することが、安全で確実である場合です。また、他者の成長や変容は、他者の問題であるため、一方的に急かすことはできません。待つことが必要な場合が多いのです。
意志力を使う時は、丹田(へそ下3センチあたり)に意識を集中します。そして肯定的な強い願いを、丹田から頭頂を抜けるように引き上げます。意識が丹田から天に抜けるようなイメージです。
「〜すべき」というような強制的な考えは、上手くいきません。義務的な考えで、本心にないことを頭だけで思い浮かべても、心身霊が一つになった強い意志力は発揮できないのです。強い意志力には、心身霊の調和した団結が必要だからです。
意志力は「本心からの強い願い」に用いることが重要です。「肯定的な強い願い」やポジティブな感情とともに用いること。丹田の強いエネルギーを使い、意識を引き上げること。さらに高次の意志と結びつくことで実現力が高まります。
害をもたらすようなことに強い意志力を用いた場合には、その害が必ず返ってきますので、用いるべきではありません。逆に良い結果をもたらすようなことに強い意志力を用いた場合には、その実りは時間がかかっても返ってきます。
高次の意志と結びついた、本心からの肯定的な願いが、愛・調和・平和や光とともに、丹田〜ハート〜頭頂から天に突き抜けるよう強くイメージするのです。この瞬間的な意志力が多くの人に役立つと感じられると更に効果的です。
習慣化することによって、意志力を使わずに実行できるようになりますが、これは瞬間的な意志力にも言えることです。
例えば、「思考や感情の暴走を止める」ことについて習慣にしていると、毎回(瞬間的な)意志力を使う必要はなくなります。つまり、「思考や感情が暴走している」と気づくと自動的に「止める」ことが習慣に組み込むようにするのです。
「意識レベルが下がっている」と気づいたら「日常の意識レベルに戻す」と習慣づけていれば、(瞬間的な)意志力を使う必要はありません。
けれど、多くの場合は習慣化されていないため、困った時には「瞬間的な意志力を使う」と習慣づけておくことが役立ちます。そうすれば、長期間にわたって、困った状況で停滞することも減ります。
このように、「瞬間的な意志力」も習慣化できるのです。
2022年10月17日公開 inner-wish
2022年10月18日更新 inner-wish
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