賢明な意志は、宇宙の高次の意志とハイヤーセルフと協力して、目的に沿った適切な方向へ導きます。
「賢明な意志」について『スピリチュアル・グロース』サネヤ・ロウマン著より紹介。
以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
スピリチュアル・グロース―光の存在オリン、ハイアーセルフを語る 単行本
【参考】
『スピリチュアル・グロース』
サネヤ・ロウマン/著
高木悠鼓・中嶋慶太/訳
小見出しは、内容をもとに作成したものです。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
あなたが霊的に成長するにつれて、力の意志よりも、賢明で磁力をもった意志を使えるようになります。賢明な意志とは、思考や計画や目的意識をもって物事を行うものです。それは、力まかせに物事を行うよりも、もっとよい方法を考え出します。
あなたの賢明な意志は、問題の周辺のすべての状況を見渡し、最小限の努力で物事を成し遂げられる効果的な方法を見つけ出します。賢明な意志は、機が熟していないと、成功するのに非常に多くのエネルギーを費やしてしまうことを知っているので、変化を起こすのに適した時期になるまで行動を起こしません。
賢明な意志は、物事のなかには、実現するのに時間がかかる場合もあることを知っているので、忍耐があります。そして忍耐強く、休むことなく、目標達成のために必要なエネルギーを用意します。
なぜなら、賢明な意志は、あなたがすべてのことを一度にする必要がないと知っているからです。よい仕事をするためには、時間とステップが必要ですが、賢明な意志には、それがどれくらい必要かわかっています。
あなたの賢明な意志は自信があり、新しい解決法を試し、主導権を握り、そして、新しくよりよい方法を探します。賢明な意志は、決定をくだすのに、ただ単に衝動的な感情だけに従うのではなく、それを論理や常識に照らし合わせて考えます。
ハイヤーセルフと結びついた行動を起こすときは、強制を必要としません。高い目標に向かって進んでいるときは、着実にたゆまず仕事をする必要はあるでしょうが、抵抗や不動の力を押し返そうとする必要はありません。
力の意志を使って、無理やり自分に何かをさせることはできますが、それでは長続きしません。知的思考は、目標を設定し、力の意志にそれを実行してもらいたいと思います。そして、力の意志は、知的思考に指示されたことを実行しようとするかもしれませんが、その目標やそれを追求する方法が、あなたの高い目的のためにならなければ、賢明な意志はそれをやめさせるでしょう。なぜなら、賢明な意志はハイヤーセルフの導きに従うからです。
賢明な意志は、宇宙の高次の意志とハイヤーセルフと結びつき、あなたにとって不利益となるように使われることはありません。というのは、それはあまりにも強力な力をもっているので、知的思考がそれを支配することができないからです。
意志のこの強力な部分のおかげで、高い目的に合わないことを、あなたは長時間できないことに感謝してください。無理をして何かをすることは、しばらくはうまくいくかもしれませんが、長続きはしません。
あなたがあることをしないほうがよい、とハイヤーセルフが感じた時、それは賢明な意志に向かって、こう言います。「抵抗を作り出し、それを止めなさい。決してそれをしようと行動を起こしてはいけません」と。ですから、もし何かをすることが自分にとってよいことなら、あなたはそれをしたいと思うはずであり、あなたはそれに引き寄せられていきます。というのは、それは、あなたが愛することであり、無理に自分を駆り立てなくても、できることだからです。
あなたが長く続けられることは、自分の愛していることだけです。
力の意志は、ハイヤーセルフがするように導いていないことを、あなたにさせることができますが、それも短い間だけです。
あなたを導いているのは、力の意志ではなく、賢明な意志です。好きなことをやっているときに、強制はいりません。抵抗なくできるものだけが、あなたがやりたいことであり、引き寄せられていることだけです。試行錯誤を繰り返せば、経験から、何がそういうものであるかがわかるようになります。
力の意志を使って、自分に無理強いすればするほど、あなたが敵対する力に直掩することになります。
賢明な意志は、あなたにとって、より高い利益になることを考えています。
自分の中のある部分が、あることをするのはよいことだと思っていても、別の部分がそれに反対していたら、自分がそれをすることを避けているのには、高い理由があるのだと信頼してください。
もし知的思考がたてた目標を達成できないでいるのなら、自分を駆り立てるのはやめて、賢明な意志に話しかけてください。賢明な意志に、どんな行動計画だったら、それを達成するために協力してくれるか(協力する「意志」があるか)尋ねてください。
賢明な意志は、あなたをやりたいことへと導いていきます。何かをする前に、静かにして、それについて自分がどんな感じを抱いているかに気づいてください。行動を起こす前に自分に問いかけてください。時間をかけて、自分の気持ちに耳を傾けてください。それをするのが正しいと感じられるとき、そして、それをしたいと思うときにだけ、行動をおこしてください。そうすれば、自分の賢明な意志に従って行動することができます。
あなたは磁力をもつ意志も発達させることができます。磁力は強力な力です。欲しいものを力付くで引き寄せようとするより、それが来ることを許すほうが、早くそれを引き寄せることができます。何かを手に入れようとして、あまりに一生懸命努力しているときは、実際にはそれを拒んでいるのです。何かを手に入れようとして、手を伸ばすことと、自分のところにそれが来ることを許すことには違った感じがあります。
偉大なる師は、すべての行動を「正しい」行動にするため、宇宙の高次の意志と協力します。そして、欲しい結果を視覚化し、その結果に対して磁力をもつようになります。師は行動を起こすべきときを忍耐強く待ち、適切な時にしか行動を起こさないのです。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
スピリチュアル・グロース―光の存在オリン、ハイアーセルフを語る 単行本
【参考】
『スピリチュアル・グロース』
サネヤ・ロウマン/著
高木悠鼓・中嶋慶太/訳
小見出しは、内容をもとに作成したものです。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
「高次の意志」については2016年ぐらいから紹介しています。また、インナーウィッシュを始めた当初から「高次の意志」に従ってきたつもりでした。
毎朝、高次のサポートを受け、高次の意志を確認してきたつもりでしたが、途中何度か脇道に外れたことがあります。それまでは、「高次意識とつながっている」ことで、行動計画なども全て「高次の意志」によるものであるような気がしていたのですが、全く違う時があることに気づくようになりました。
『力の意志を使って、無理やり自分に何かをさせることはできますが、それでは長続きしません。知的思考は、目標を設定し、力の意志にそれを実行してもらいたいと思います。そして、力の意志は、知的思考に指示されたことを実行しようとするかもしれませんが、その目標やそれを追求する方法が、あなたの高い目的のためにならなければ、賢明な意志はそれをやめさせるでしょう。なぜなら、賢明な意志はハイヤーセルフの導きに従うからです。』
『あなたがあることをしないほうがよい、とハイヤーセルフが感じた時、それは賢明な意志に向かって、こう言います。「抵抗を作り出し、それを止めなさい。決してそれをしようと行動を起こしてはいけません」と。』
昨年、インナーウィッシュのHPが閉鎖の危機に陥っていた時、「社会活動の方向へ進もうかな」と動き出していたのですが、2ヶ月間熱を出し(●無痛性甲状腺炎だそうです【心の声】)、逃げ出そうと車を走らせていたらパンクして(●孫悟空が観念した日-逃げ出せない目的〜YOD神の手【心の声】)、驚くほど強力な力で阻止されました。
『自分の中のある部分が、あることをするのはよいことだと思っていても、別の部分がそれに反対していたら、自分がそれをすることを避けているのには、高い理由があるのだと信頼してください。』
私の中の知的思考である6番が「HPが閉鎖するかもしれないから社会活動の方向へ」と動き出したことも、冒険心あふれる3番が「神の手」から逃げ出そうとしたことも、高次の目的から外れた「恐れや不安」による部分的な人格による行動だったことが、後になってよくわかりました。
注)その行動の良し悪しではなく、自分にとって高次の目的に沿っているかどうかということです。
『賢明な意志は、宇宙の高次の意志とハイヤーセルフと結びつき、あなたにとって不利益となるように使われることはありません。というのは、それはあまりにも強力な力をもっているので、知的思考がそれを支配することができないからです。』
「知的思考」が賢明な意志の力を支配することはできない、ということはよく理解していたつもりでしたが、昨年はあらためてこのことを痛感させられました。その後は、知的思考も賢明な意志に協力する方向に変化しています。
このような経験から、「高次の意志」というのは、高次の目的やハイヤーセルフと結びついたものであり、部分的な人格の衝動的な計画や意志とは異なるものであると、明確に区別することができたのです。
高次意識と毎日つながっていても、その時の意志が本当に「高次の意志」によるものなのか、部分的な人格の思い込みなのかは、識別が必要だと深く実感しました。
これまでの人生においても、何かの抵抗を受けて道を大きく変更してきた経験は何度もあります。でおそれは私の戦略性(5つの強み)によるものではないかと思っていました。けれど、昨年末から今年初めにかけての経験から、そのような変更は「高次の意志」に関わるものだと思うようになりました。
昨日何気なく本書を読み返した時、私の経験が説明されている箇所を見つけましたので、今回紹介させていただきました。
どなたかのお役に立てますように。
2023年7月6日 inner-wish
『たとい他人にとっていかに大事であろうとも、他人の目的のために自分のつとめをすて去ってはならぬ。自分の目的を熟知して、自分のつとめに専念せよ。』【引用】●ダンマパダ〜真理のことば
2024年1月30日更新NEW!
中国版の西遊記の映画で、印象深い場面がありました。
三蔵法師玄奘が、数珠を見せながら説明するのです。この数珠は色々な石がつながって作られている、この数珠のように私たち(玄奘・孫悟空・沙悟浄・猪八戒)が協力しながら一緒に天竺へ経典を取りに行く必要があると気づいた、というような内容でした。孫悟空が一足飛びで天竺に経典を取りに行っても意味はなく、全員で協力して一歩づつ取りに行く必要があるのだということも言われていました。更に、高次の意志として観音菩薩や如来から孫悟空にも説明があります。
これまでの経験から、私の孫悟空的な人格は目的に従う必要があると思ってはいたのですが、「目的の邪魔をしてはいけない」程度にしか感じていたなかったと気付かされたのです。けれど、全人格が目的に協力する必要があり、そのために集められている、つまり協力して力を発揮する必要があるのだと、孫悟空的人格自身が気付かされました。
「高次の意志と目的に全人格が協力する」ということは、全人格がそれぞれの立場から、自分の力を使って協力する必要があると実感するということです。全人格が協調するためには、各人格がそれぞれ浄化しながら調和する必要もあります。人生という道のりの中で、目的に向かって全人格が協力・協調していくのだと、それぞれの人格が実感する必要があるようです。
そして高次の意志は全人格に向けて道を示している、そのような光に気づくことで調和が進みます。
2024年1月30日 inner-wish