今夜は満月で部分月食です。満月の日は「手放すこと」と「続けること」を意識するようにしています。「手放すこと」を決めると、「続けること」のために使える時間やエネルギーが増えるからです。
「手放すこと」には、色々な種類があります。悪い癖やよくない習慣、望んでいないこと、ネガティブな感情・思考・思い込みなど、手放した方がいいとわかりやすいものはリストアップしやすいです。
一方で、これまで力を入れてきたことや、関わってきたことなど、手放し難いものもあります。また、これまで慣れ親しんだ考え方や見方なども手放す必要があるときは、少し難しい場合があります。大切な何かやとても良い何かであっても、次に進む時に手放す必要があるのです。
けれど、これまでの経験を振り返ってみても、本当に大切な何かを「続けること」のために、また「成長する」ためには、難しくても「手放すこと」も必要な場合が多いと感じます。また、色々と「手放すこと」で「続けること」が可能になったとも言えます。
また大切な何かを「続けること」のためには、「何をするか」以上に「何をしないか」が重要だと常々感じています。時間やエネルギーを何に使うかを意識することは大切だと思うのです。そして、その選択基準は一人一人異なると思います。
でも、勢いに任せて本当に大切な何かを間違って手放さないよう、人生の選択には注意と検討が必要です。基本的には「悪い癖やよくない習慣、望んでいないこと、ネガティブな感情・思考・思い込みなど、手放した方がいいとわかりやすいもの」を中心にリストアップしていくことが役立ちます。そして、その手の手放す必要があることは、とても多いのです。
何を続けて、何を手放すか、満月のタイミングで意識するように決めておけば、毎月見直すことができると思います。
2021年11月19日 inner-wish
「手放す」追記
「手放す」ことを初めて教えてもらったのは、20年以上前、30日間の霊性プログラム(2001年)でのことです。その時、アメリカ人の神父様から役立つ例え話をしていただきました。
「手のひらに長年愛用してきた古い時計を乗せているような状態」
「その時計はちょうどよいタイミングで変化する」
と説明されました。
当時「手放す」というと、「捨てる」とか「放り出す」ようなイメージを持っていたので、新鮮でわかりやすく、穏やかに受け止められたことを覚えています。
「手放せない」というのは何かを強く握りしめている状況です。それは「自然な変化を受け入れられない」気持ちからくるものなのだろうと思います。古い時計はそのままかもしれず、いつか新しいものに変わるかもしれず、修理されるかもしれず、時計自体を使わなくなるかもしれないのに。
そのように自然に変化することを眺めながら、「すべてをありのままに」手のひらを空に向けて広げているような状態が「手放す」ということなのでしょう。
でもこれは時と場合によって難しいことも多いです。そのように「上手くいかない」という気持ちも「手放す」ことができれば…と思います。
2022年8月24日 inner-wish
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