未来を選ぶ〜愛か恐れか
未来の種を蒔いている
思い・言葉・行ないの種が
私たちの未来を創造しています。
恐れの種を蒔くか、
愛の種を蒔くかで、
恐れた未来か愛ある未来か
異なる未来を創造していきます。
恐れのイメージで転落
これまでの人生を振り返って見ると
恐れの未来をイメージして
転がり落ちたことが何度かあります。
ギリギリの精神状態の時に、
「もしこうなったらどうしよう」
という恐れに取り込まれてしまい、
意識レベルが急降下したのです。
一番ひどい状態の時期は、
意識のマップで言えば、
と急降下した挙句、
「死」に近い状態まで至りました。
【関連】 ●意識のマップ【自己変容の道3】
それが、
『30歳になる前に
病気で生死を彷徨っていた頃、
それまでの仕事も継続できず、
これからどうやって生きていこうか
途方に暮れていた頃』
の精神状態でした。
今年になってこの時期は、
私の目的に関連して、
人生設計に組み込まれていたことが
理解できました。
恐れの世界に入らず外から光を当てる
この時期に学んだことは、
恐れの世界に入り込んでしまうと、
なかなか抜け出せなくなってしまう、
ということです。
地獄の中を彷徨い歩いているような
自分がどこにいるのかわからないような
意識が朦朧とした状態になります。
同じ場所で過ごしていても、
意識レベルが低下すると、
まるで違う世界に生きているような
そんな状態になってしまうのです。
ですから、恐れに気づいたら、
恐れの世界に降りていくのではなく、
外側から光を当てる方がいい。
そう思うようになりました。
恐れに気づき愛を選ぶ
また、恐れに気づいた後、
別の可能性にも意識を向けることが
可能なのだと思うようにもなりました。
つまり「もしこうなったら」
という「恐れのイメージ」は、
何かの刺激から生じた単なる想像です。
そこで別の想像をすることも
可能だと思うようになったのです。
つまり「こうなったらいいな」
という「愛のイメージ」を、
思い浮かべることもできます。
思いの種はやがて
言葉の種になり、行ないの種になります。
思いの種をそのまま強化すると、
条件が合った時に発芽することになります。
「恐れのイメージ」を強化するか
「愛のイメージ」を強化するかで
未来は異なったものとなります。
刺激と反応の間に意識を向ける
五感の刺激、つまり
見る・聞く・話す・嗅ぐ・感じる
などの刺激によって、
何かの反応が生じます。
不安・嫌悪・悲しみ・苦しみ
安心・好感・喜び・楽しさ
人によって
刺激と反応の組み合わせは様々です。
「この情報にはこの反応」
と固定されているケースも
あるでしょう。
けれど、
刺激と反応の間に意識を向けると
わずかな余白があります。
多少反応を選択できるのです。
自然な反応と思っていても、
実は色々な選択肢があり、
反応を複数選ぶこともできます。
【関連】 ●仏教瞑想論【自己変容の道3】
最初の反応よりその後の調和
何か五感から刺激を受けた時に、
最初に色々な反応があるはずです。
心身のいろいろな反応に気づき、
それらを調和するプロセスが
本当に役立ちます。
例えば、色々な反応とは
「全てがダメになるのでは?」
「何もかも嫌になった」
「もうどうでもいい逃げたい」
「でもまだ何も起こっていない」
「本当に全てダメなわけではない」
「ちょっとうんざりしているだけ」
「もっと別の方法があるかも」
「明るい未来に進めるかも」
というような様々な反応です。
これら自己の内面に沸き起こる、
さまざまな反応に気づき、
調和した方向性を見出すのです。
そして未来が明るく感じられるまで、
「愛のイメージ」や
温かい光が感じられるまで、
調和のプロセスを続けます。
【関連】 ●万事良好の流れ【自己変容の道】
思い・言葉・行ないの種を選ぶ
五感の刺激を受け取ってから、
最初の反応を感じ取り、
さらに色々な反応に気づいて、
自己の全体を調和することで、
その後の
思い・言葉・行ないの種を
自由に選ぶことができるようになります。
それは刺激と反応が直結した
「恐れのイメージ」を強化するような
固定した在り方ではなく、
愛のイメージで創造することが可能な
自由に未来を選べる在り方です。
愛を選ぶと愛ある日常に
恐れの時期を通り抜けて以降、
「愛・調和・平和」
を意識するようになりました。
毎朝瞑想を続ける中で、
「愛・調和・平和」の感覚は、
意識の根底を満たすものとなりました。
けれど日常生活の中で
色々なことが起こるたびに
「恐れのイメージ」に傾きます。
また周囲の状況が
「愛・調和・平和」とは程遠い
時期も多々ありました。
思い・言葉・行ないの種を
選べないような酷い状態になる時も
何度もあります。
それでも心の中は
「愛・調和・平和」の状態に
戻るよう意識し続けました。
そして最初の反応が酷くても、
少しの余白に光を見出して、
明るい方向に向き直すことが
できるようになってきました。
そのようなことを続けていくと、
いつしか日常生活が
「愛・調和・平和」に満ちた状態に
なっていきました。
まだまだ練習中で失敗ばかりですが。
【関連】●愛・調和・平和【自己変容の道】
みんなで創造する未来
未来は一人で創造している
わけではありません。
みんなで創造しているのです。
一人一人の意識状態が、
波紋のように広がって、
未来を創造しています。
一人一人の波紋が小さくても、
確かに何かの影響はあります。
【関連】 ●調和した想念の重要性【自己変容の道】
少なくとも、
自分個人の人生には、
大きな影響があります。
ですから、毎日の生活の中で、
「愛・調和・平和」に満ちた
意識状態に保つことは、
役立つ心がけだと思います。
【関連】●愛・調和・平和【自己変容の道】
日常生活の中で
刺激と反応の余白に意識を向け、
さまざまな反応を調和し、
一瞬一瞬の中で
よい未来を選べますように。
愛と光と感謝を込めて
2023年10月27日 inner-wish
inner-wish補足
2023年11月28日更新NEW!
このブログを書いた時期は、「愛と恐れ」について「過去の経験」と「意識のマップ」を関連付けて説明したいと思っていました。ちょうど1ヶ月前、インナーウィッシュ13周年の前日のことです。
ところがインナーウィッシュ13周年当日には何も書くことができませんでした。それは多分、恐れていたからです。
実際に13周年について書いたのは3日後のこと。「13周年ヴィジョンと人生の地図」というブログを書いてみて、改めて目的方向に進むことを恐れていたのだと気づきました。
その後、「愛・調和・平和」を意識することで、自然に「より高次の意識」を保てること、つまり「意識のマップ」でも上位の意識レベルを保てることについて「意識のスイッチ〜愛・調和・平和の重要性」というブログで説明することになりました。
そして本日久しぶりに「天の風のように生きる」という目的方向のブログを書きました。
この1ヶ月間、13周年記念ブログを書いてからの約1ヶ月は、内面的には魂の目的に向かって大きく前進した貴重な期間でした。高次のサポートに従って日々トレーニングを継続していた期間であり、それは「愛ある未来」の方を選択したおかげで進むことができたのだと感じています。
トレーニングの内容については、書くことができないのですが(説明より実現の方が重要と言われているため)、穏やかに実現していくことが、いつか日常生活の変容サポートにも役立つと信じています。
今後も愛ある未来を選択していくことができますように。
2023年11月28日 inner-wish
2023年11月28日更新 inner-wish
2023年10月27日公開 inner-wish
関連ページ
思考による創造〜愛か恐れか
思考に注意する必要があります。思考に「愛」か「恐れ」のいずれかがプラスされることで、愛による創造か、恐れによる創造のタネを蒔くことになるからです。意識して恐れを手放し、愛に満ちた思考に切り替えることで、愛による創造のタネを蒔くことができます。
日常生活の意識レベル
日常生活の中で苦しくて出口が見つからないような時でも、意識レベルを変化させれば、自己の全体を俯瞰して道を見出せます。また自己認識が進み、あらゆるレベルが統合されるようになると、日常生活の中で自由に意識レベルを変化させることができます。