恩師に感じるもの
恩師には高次の愛と叡智が感じられました。
それは恩師個人から出ているものではない、恩師の心の扉の向こう側から、
その先の広い世界から感じる何かのようでした。
ご縁のきっかけ
恩師は90歳近いアメリカ人のシスターでした。
出会った当初はすでに70歳代だったと思います。
大学生の頃、父の紹介で、
自己発見コースに通うようになりました。
社会人になり、地元を離れてからは、
東京にいらっしゃる機会や帰省のタイミングで
面会していただいたり、
病気の際にも相談に乗っていただいたり、
2週間の黙想会に通ったりしていました。
そして長女が2歳の頃に、幼い長女と共に
30日間の霊性プログラムに参加しました。
30日間の霊性プログラムは本来、
シスター達のリトリート的な扱いでしたので、
一般人の幼児連れ参加は前代未聞だったと思います。
たくさんのご迷惑をおかけしながらも、
いつか必ず御恩に報いる覚悟をもって、
必死の思いで参加させていただきました。
恩師は何が特別だったか
恩師が一番特別だと感じたのは、
私が過去生から探し求めていた、
「キリスト意識」を強く感じたことです。
キリストのような人ということではなく、
キリストの響きを持つ人
キリスト意識の周波数帯域を感じる人
というような印象でした。
「愛」といっても、
人間関係の愛とか思いやりの域ではなく、
もっと高次の愛と叡智が感じられました。
それは恩師個人から出ているものではない、
恩師の心の扉の向こう側から
その先の広い世界から感じる何か
そんな風に思えたのです。
私はその何かをもっと感じたい、
もっと知りたい、私の心にも見出したい
その必死の思いで通い詰めたのです。
ずっと側にいてはいけない
恩師の近くにいたり、電話や手紙で関わると
その「何か」を感じられましたので、
「ずっと側にいて学び続けたいです」
とお伝えしたことがあります。
でも恩師からは
「ずっと側にいてはいけない」
「先生探しはもうやめなさい」
「あなたの内なる声に従いなさい」
と言われました。
そしてアメリカに永久帰国され、
永眠されたのです。
霊性の曼荼羅
恩師が永久帰する時に贈り物として
霊性の曼荼羅を作りました。
それに関するブログは下記です。
私は恩師に向き合うことで、
自分自身の霊性に向き合うことができたのです。
指導者としての恩師
指導者としての恩師は、
私にとって非常に理想的でした。
神性・霊性・理性・感情・感覚・身体
社会性・仕事・生活・愛情など
自己のあらゆる面において
バランスよく指導していただきました。
指導といっても教えるだけでなく、
私の人生と現状にも寄り添い、
何が壁になっているか気づき、
その壁は扉だから開けてみなさいと
次に進む勇気を与えてくれていました。
そのタイミングが常に絶妙で、
私自身がその壁の前に立ち、
迷っていることに気づき、
ただ勇気がないだけだと気づかせてくれる、
そんな方法でした。
ですので、恩師の優しい一言で、
恐れが涙になって溢れ出したことが
何度もあります。
優しいだけでなく、
人生に向き合うことには真摯で
逃げられない厳しさがありました。
でも、そのおかげで私は、
自分の人生の課題から逃げ出すことなく、
ここまで進んでこれたように思います。
指導者としての目標
先日書いたブログには、
90歳くらいを目標に霊的指導者方向へ
新しい一歩を踏み出すと表現しました。
この霊的指導者の目標とは
90歳近かった恩師のイメージなのだと
今朝はっきり気づきました。
でも、恩師は修道女会に属するシスターです。
一般人生活者の私は立場が違います。
私は幼児洗礼のカトリック信者ですが、
仏教にも深いご縁があります。
また数々の過去生では、
さまざまな宗教に関わっています。
どの宗教にも敬意を示しますが、
私がこの人生で実現したいことは
宗教活動ではありません。
私は「意識変容」に関する指導者に
成長していきたいと思っています。
しかも「日常生活の変容」を目的とした
私らしい指導者になる予定です。
それでも、指導者としての目標は
やはり敬愛する恩師なのです。
恩師から与えられたもの
恩師から学んだことや
与えられたものは数えきれません。
それでも私が御恩に報いるために
一番大切にしていきたもの、
それは「キリスト意識」です。
恩師は「キリスト意識」という表現は
使いませんでした。
けれど、他の誰にも感じられなかった
私が過去生から探し求めてきたもの、
それは誰かの中に宿る「キリスト意識」です。
愛情とか神への信頼と奉仕とか
そういうことではなく
キリストの響き
高次のキリスト意識の周波数帯域
のような何かなのです。
私の人生の地図には、
人生の課題、そして自己の本質として
「サマリア人の女」
というサビアンシンボルがあります。
過去生から探し求めていた私が
人生の中でやっと見つけた
「キリストの響き」
この響きを受け継いていけるよう、
自己の雑音を減らし調律していきたい
そんな風に感じています。
日常生活の変容と恩師
30日間の霊性プログラムで、
日常生活と霊性を結びつけてくださった
恩師とのご縁に深く感謝しています。
日常生活の変容とは、
日常生活の中で穏やかに意識変容を繰り返し、
より高次の意識と調和して
目的方向に沿った生活を創造していくこととも言えます。
より高次の意識という時、
一般的にわかりやすい表現は、
愛・調和・平和です。
日常生活の中で穏やかに変容しながら
愛・調和・平和を生活に育てていく道
そのような日常生活の変容の道を
これから指導者方向へ
私らしく歩んでいきたいと思います。
2023年12月15日更新 inner-wish
2023年12月15日公開 inner-wish
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