平和は育て続けるものです。私たちは長い歴史の中で、経験・反省・学習を繰り返し、平和を育てています。何か事が起こるたびに調和の道を探し、知識や智慧を学びながら、少しずつ経験と学びを積み上げてきました。心の平和も、身近な平和も、遠くの平和も、試行錯誤しながら平和を育て続けるものだと思います。
2022年2月25日 inner-wish
心の平和を育てるためには、心に中に平和の種を蒔き、心から中から争いの種を取り除く必要があります。多くの場合、苦しみを取り除いたり、良いと思われる方向に変えていこうとして、心の中に争いの種が蒔かれます。これらの良い目的を叶えるためには、急激で強引な変化(争いの種)ではなく、穏やかに調和した変化(平和の種)が役立ちます。まずは自分の心の中から平和を育てていくことが大切です。
2022年4月27日 inner-wish
平和を育てるためには、まず「内なる平和」を育てていく必要があります。「内なる平和」とは、変化がない状態ではなく、あらゆる刺激に対して反応を選ぶことができるという状態です。日常生活のあらゆる刺激に対して、思考や感情や体の変化に気づきながら、反応を選んでいくことは、簡単ではなく人生を通して練習するような大変な作業です。けれど何度も失敗しながら、気づきを重ねていくうちに、少しずつ「内なる平和」が育っていることがわかります。
2022年11月10日 inner-wish
どうして人類史を通じて暴力は減り続けてきたのだろうか。多くの生物は環境によく適応しているので、その状態を大きく変える突然変異は、ほぼ例外なく生存力や繁殖力を下げてしまう。驚くべき適応の数々を生み出した生物進化は、微小な効果しか持たない突然変異を素材にして、生物の性質の小さな改善を積み重ねることによって成し遂げられた。この原理は社会の進歩にも当てはまるだろう。詳しく読む▶︎
暴力が他の者に与える害を思わなかったとしても、行為の原因と結果(因果)の観点からその暴力の報いが自分自身にふりかかってきて輪廻の生に巻き込まれてしまうということを考えるならば、体と言葉によってなされる悪い行為を抑制しなければならないということに気がつくでしょう。他のものを傷つけることは自分に損失をもたらすという確信はいよいよ強くなってきます。詳しく読む▶︎
思考に注意する必要があります。思考に「愛」か「恐れ」のいずれかがプラスされることで、愛による創造か、恐れによる創造のタネを蒔くことになるからです。意識して恐れを手放し、愛に満ちた思考に切り替えることで、愛による創造のタネを蒔くことができます。詳しく読む▶︎
調和のために自分にできることは沢山あります。思い・言葉・行ないを意識する。在り方や関係性を見直す。自他の願いの本質を調和する。お互い上手く行かない時も成長中です。自他の幸せや、調和を願いつつ、日常生活の中で自分にできることを少しずつ進めていけますように。詳しく読む▶︎
内なる平和を育てるためには、「内面を調和する」「ありのままを観る」「思いやりを育てる」ことが役立ちます。内面を調和するためには、ありのままの本音に気づき受け入れ、手放すことです。その時、「濁っている泥水も、静かに落ち着かせていれば やがて泥は底に沈殿して、水も澄む」の言葉通り、落ち着く時間をもつことが役立ちます。詳しく読む▶︎
日常生活でも、人生の中でも、世界中でも、色々な出来事が起こり続けます。それらの全てをコントロールしようとするのではなく、何があっても無くても、まず自分自身の心身霊を愛・調和・平和によって変容していく。それは、どんな状況にあっても自分にできる最初のことです。続きを読む
日々の幸福と共に、永遠の幸福を育てていくことが大切なのではないかと思います。そのためには、毎日苦しみの種を取り除き、そして永遠の幸福につながる種が豊かに実るように、毎日心を込めてお世話をすること。それはきっと多くの人の幸福にもつながる道だと思います。続きを読む