本音を清浄にすることが仏教の本職。『ありのままの自分』アルオムッレ・スマナサーラ著より引用。
以下の紹介内容は、下記より引用しています。
ありのままの自分―アイデンティティの常識を超える (お釈迦さまが教えたこと) (日本語) 単行本
【参考】
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
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●本音に気づいて生きるのはつらいこと。
●本音をないことにするために建前がある。
●無視され続けた本音は、反乱を起こす。
●本音に気づき、認めること。
●他人に本音を言えば大事には至らない。
●本音を認めるとストレスがなくなる。
●本音を清浄にすることが仏教の本職。
●本音の汚れを落とすために、社会の道徳を守る。
●本音を育て、きれいにするために。
●幸せの道は「本音の自己管理」
●自己管理というのは本音の管理にほかならないのです。
●ブッダの言葉(ダンマパダ104,105)
他人に勝つよりは自分に勝つことが優れている。自己制御して常に落ち着いている人の勝利を敗北にすることは、神々にも神霊たちにも魔にも梵天にもできないのです。
●我々の認識は個人の主観であり、普遍的な真理ではありません。
●自分が知ってる、経験している世界は、自分だけの世界なのです。
●深刻な問題は「自分の主観の世界」の妄想だけ。
●建前と本音こそが、まさに精神的な混乱と苦しみの原因。
●裏と表の対立が混乱と苦しみを生む。
●本音と建前の対立によって、心の葛藤が生まれます。
●裏と表の対立は簡単には消えませんし、逆に、どちらか1つでも消えてしまうと大変です。
●瞬間瞬間の自分を観察する。
●観察する時間の間隔が短ければ短いほど、自分を明確に理解できます。
●1秒間の自分なら、明確に、確実に、疑いなく、具体的に100%正しく、観察することができます。
●今の1秒は怒っていた、今の1秒は落ち込んでいた、今の1秒でこれこれだと理解できます。
●仏教では1秒よりも短い、瞬間という時間単位で見ることを勧めています。瞬間というのは光の速度と同じくらい速い時間です。
●今の瞬間の自分を確認して、それを続けると、無明が消えて、他の煩悩も消え、代わりに智慧が現れます。その結果、自分が全体的に見えてきます。ありのままに、世界を見ることができるようになるのです。
●無知という土台を攻撃して、土台の上に乗っている怒りと欲を落とすのです。そうすると、本音が真理をありのままに知ることになるので、無明が消え、建前がなくなる。これでやっと、本音と建前が1つになるのです。
●瞬間の自分には裏も表もありません。
●心というのは瞬間瞬間で機能するのです。
●仏教では、心を、絶えず消滅し続ける1本の波として理解しています。
●人間は、建前の心が生まれても、時間の経過とともに建前の心は消えていきます。そして次の瞬間には本音の心が生まれていくのです。つまり、1つの建前の心が消えて次の本音の心が生まれ、その本音の心が消えて次の建前の心が生まれて…という具合に機能します。時間の流れとともに、さまざまな心が生まれては消え、移り変わっていくのです。
●これを瞬間で区切ると、本音と建前のように2つの心があるわけではなく、瞬間には1つの心しかないのです。
●本音と建前とは、長時間の心の動きを表す概念にすぎないのです。
●悟りというのは、本音でも建前でもない1個の心を見つけ出すということなのです。
●すべての事象は一時的なもので、執着している対象は実体をもたないということがわかります。
●一時的な現象の連続に固執することは、無意味だとわかるのです。
●あらゆる現象に固執するのをやめたとき、心が解脱するのです。
●結果として、裏と表の永久的な対立がなくなり、心が完全に平安になります。
●本音と建前がなくなるので、精神的な悩み・苦しみがなくなり、常に穏やかな気持ちでいられるようになるのです。
●ブッダの言葉(ダンマパダ239)
智慧がある人は、少しずつ、その瞬間その瞬間で、自己の汚れを落とすのです。金細工師が銀の汚れを落とすように。
●いきなり一度で完璧な人間にならなくても、瞬間瞬間に現れる怒りや欲を消していけばいいのです。
●ブッダの言葉(ダンマパダ155)
こころはよく訓練されている。一切の生命に対して平安に(感情を立てず)いる。良いもの、悪いものに対して想いを制御されている。
●お釈迦さまの心は丁寧に育て上げられ、磨き上げられて、もう完成しているのです。お釈迦さまは気持ちが揺れないのです。心に裏と表がなく、きれいに流れているのです。
以上の紹介内容は、下記より引用しています。
ありのままの自分―アイデンティティの常識を超える (お釈迦さまが教えたこと) (日本語) 単行本
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それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
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