鬱の予防にも対処にも、適切な「生活習慣」を創ることが最も役に立つと思います。
ここでは、私が最も重要だと思う3つの「生活習慣」について説明します。
これらの「生活習慣」は、鬱の予防・対策に限らず、健康的な生活の、更には自己変容の道のベースとなります。
インナーウィッシュの情報は「病気でない場合」を前提としています。体調不良等はまず病院の情報を調べ、診察を検討してください。インナーウィッシュは健康な方向けの自己変容・日常生活の変容を目的としたサービスです。その土台となる健康維持を目的として情報を提供しています。
2022年9月7日更新NEW!
気持ちの問題と思っていることの多くが、身体の健康を見直すことで改善されます。病気ではない場合で、疲れ・不調・意欲の低下に悩んでいる時は、まず最初に「食事・運動・睡眠」を見直してみましょう。短期間で改善することが多いです。具体的なアドバイスを追加しました。続きを読む
鬱の予防、対処法の両方で、最も最優先する必要のあることは、「生活の基本パターンを創る」ことだと思います。小さい頃に家庭や学校で教えられてきた「早寝・早起き・朝ごはん」この基本パターンは単純なことではありますが、その効果は絶大です。
これは例えて言うなら、「自分の生活」という強い家を建てる時の、しっかりした柱のようなものになります。
多くの宗教でも古くから修行生活において、「早寝・早起き・朝ごはん」の規則正しい生活を基本にしています。これは内外の変化に吹き飛ばされないようにするために身を守る術であり、また心身を整えるための方法だと思います。
早起きして太陽の光を浴びることは、体内時計を正常化し、一日に必要な最初のエネルギーを得ることにつながります。
更に早朝の時間帯は内観に最適です。思い・言葉・行いがまだ発生していない時間帯は心の青空が観え易く、日中よりはるかに大きな気づきを得られます。
また早起きするためには充分な睡眠時間が必要なため、必然的に早寝となり、深夜まで起きて、無駄にエネルギーを浪費することがなくなります。睡眠不足が鬱の引き金になることも多いので、早寝早起きは鬱の予防にも大切です。
注)職種によっては難しい場合もあると思います。それぞれの早寝早起きで。
また朝ごはんをきちんと食べることで、1日のスタートを切るための「動くために必要な」エネルギーを摂取することができます。
鬱はエネルギーの不足に大きな原因があると思います。そのため、「早寝・早起き・朝ごはん」の基本パターンで、自分の生活のエネルギー対策にしっかりした柱を立てることが、非常に役立つのです。
「早寝・早起き・朝ごはん」を1週間も続けてみれば、どれほど健康的な状態になっているか、その変化に驚くでしょう。
自分の心身や状況に合う適切な運動習慣を創ることが大切です。ウォーキング、ランニング、スイミング、自転車、ダンス、ヨガ・・・筋力・体力・呼吸量を少しずつアップできるなら、どんな運動でも良いと思います。
無理なく定期的に継続でき楽しめる、適切な運動習慣を創ることで、心身の状態は劇的に変化します。
適切な運動習慣というのは、たまに行なう激しい運動とは全く異なるものです。たまに激しい運動をする場合は、楽しいかもしれませんが、筋力・体力・呼吸量のアップにつながらず、また毎日のエネルギー対策にはあまり役に立ちません。体力不足の場合は、疲れだけが残ってしまいます。たまに行なう激しい運動を楽しむためにも、毎日の生活の中で適切な運動習慣を創ることをお勧めします。
毎日の生活の中で、無理のない程度に身体を動かし、筋力を維持したり、呼吸量を増やしたりする時間を定期的に創ることが大切なのです。そのことによって基本的な体力が維持・増強されるとともに、心身のあらゆる循環が改善されます。つまり流れが良くなります。
鬱はエネルギーの流れが滞ることで悪化してしまいます。またエネルギーの流れが滞る状態は、結果的にエネルギー不足につながります。エネルギーの流れを良くして、自分のエネルギー対策を健全にするためにも適切な運動習慣は役に立ちます。
また、運動習慣を日々の生活に取り入れることで、身体の変化に気づきやすくなり、食事や睡眠、スケジュールなど生活習慣を意識的に改善するようになります。
日常的に自然に親しむ時間を創ることは大切です。
草木花などの植物、虫・魚・鳥・動物などの生物、空・山・川・池・湖・海などの大自然、地・火・空・水・風の五大要素、そして光など・・・
小さな命でも大いなる自然でもいいのです。自然を身近に感じられるひと時を持つことで、自分が自然の一部であることを思い出すことができます。
鬱は、自分の思いの世界に閉じ込められることで、ありのままの世界から切り離されて悪化していきます。切り離されると、エネルギーも遮断されてしまいます。
ありのままの世界、といってもそれは常に変化する世界です。そんな周囲と自分の思いとの間に、小さな風穴を開ける、そのキッカケになるのが、身近な自然に親しむことです。
一番役に立つのは、部屋の窓も心の窓も毎朝開け放つこと。部屋も心も空気を入れ替えて、新鮮な状態にすることは、本当に役に立ちます。
そして空や窓から見える景色や、道端や、出かけた先で、あらゆる自然に目を向けます。
自分や身近な自然が共に、大いなる命の一部であること、命の流れの中に在ることを思い起こし、エネルギーの大きな流れを取り戻す時間が大切なのです。
『鬱に役立つ情報』および下記関連ページは全てinner-wishの著作です。
2022年9月15日更新NEW!
夏の疲れが出やすいこの時期は、季節性うつ(季節性情動障害-Wikipedia)の症状を訴える方が多いです。日照時間の減少や寒暖差などが原因と言われています。毎年のことですので、意識的に予防して、楽しく健康的な秋を過ごすことができますように。インナーウィッシュ補足より
2022年9月7日更新NEW!
気持ちの問題と思っていることの多くが、身体の健康を見直すことで改善されます。病気ではない場合で、疲れ・不調・意欲の低下に悩んでいる時は、まず最初に「食事・運動・睡眠」を見直してみましょう。短期間で改善することが多いです。具体的なアドバイスを追加しました。続きを読む
多くの悩みやストレスで心身の不調を感じた時、心の問題に取り組んだり、外部の環境を変えるより前に、身体予算管理のバランスを取り戻す必要があります。身体予算バランス管理のためにはエネルギー収支について意識することが大切です。
「忘れたくても忘れられない」記憶は、海馬の中で反芻刺激となり、脳に刷り込まれていきます。このような「嫌な記憶」を忘れるためには、新生ニューロンを増やすことが効果的です。痛手が大きいほどなかなか消えてはくれないものですが、地道に新生ニューロンを増やしていけば、徐々にその輪郭はぼやけ、傷も癒えてくるでしょう。
※人生のリフォーム〜脳の育て方について『1週間で脳から生まれ変わる技術』より引用
心を温める方法、温かい心を広げる方法について説明しています。心を温めることで、ハート〜全身〜大きな心へ「温かい心」は広がります。また日常生活の全ての時に「温かい心」と調和できます。