ヴォイドについて、『スピリチュアル・グロース』(サネヤ・ロウマン著)より引用しています。
以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
スピリチュアル・グロース―光の存在オリン、ハイアーセルフを語る 単行本
【参考】
『スピリチュアル・グロース』
サネヤ・ロウマン/著
高木悠鼓・中嶋慶太/訳
画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
あなたが現在持っている制限を越えて拡大したり、古いものを手放したり、成長の次の段階に移るときに、ヴォイド(空)という意識状態を経験することがあります。
ヴォイドの状態にあるとき、あなたは慣れ親しんだ組織、習慣、考え方、信念、態度を後に残し、より高い波動に合った新しいものを創造するために、自己の内面に奥深く入り込みます。この状態で、あなたは洞察を受け取り、多くの内的作業を行ないます。それは、数分間だけ続くこともあれば、数時間、数日間、ときには何ヶ月も続くことがあります。
あなたは霊的な成長の旅を通してずっと、ヴォイドとつき合い続けることになります。あなたはヴォイドのかたわらで生き、自由にヴォイドに入り、ヴォイドを友人とすることができ、そのヴォイドのおかげで、ずっと早く、しかも、もっと楽しみながら成長することができます。
新しい自分にもはや合わなくなっている、人格的自己の一面を捨てようとするとき、ヴォイドは起こります。それは、新しいレベルで、人格をハイヤーセルフの導きにゆだねたことを表わしています。それは、ハイヤーセルフの新しい部分が、この現実に誕生したことでもあります。
成長していくにつれて、あなたは何度も繰り返しヴォイドを経験することになります。この状態では、人生が急速に変化していき、新しいものがやってきつつある、と感じるかもしれませんし、自分の基盤となっていたものが崩れていき、しがみつくものがなくなった、感じるかもしれません。
また、自分の内面では何かが起こっているのだけれども、人生には全く変化が見られない、と感じるかもしれません。人格というのは、一定していて、安定したものを好むので、ヴォイドは人格にとっては居心地のよい状態ではありません。
ヴォイドの特徴は、必ずハートの問題に関わっていることです。そのとき、「どうしたらもっと自分を愛し、受け入れることができるだろうか。私は愛に値するだろうか。私は誰だろうか。私は望むものを手に入れることができるだろうか。人生で私がやりたいことは何だろうか」というような深淵な問いかけを自分がしていることに気づくと思います。また、この不安定な時期に、他の人たちに対していつもより優しさと愛を感じるかもしれませんが、それは、あなたが自分の波動を高め、古い習慣やパターンを越えて拡大しているからです。
ヴォイドのときは、思考もいつもと違うかもしれません。そのときは、自分が新しい基準で物事をはかっているように思えるのです。それは、強い光で人生を照らして、物事を新しいやり方で見るような感じです。
そのとき、何をそのままもっているべきで、何を手放すべきかを決めるために、あなたは人生のすべてのものを調べるかもしれません。そして、物事が崩壊していくとか、当たり前だと思ってきたことが、いつものように機能しなくなった、と感じることさえあるでしょう。
しかし、自分が存在したい場所のヴィジョンのおかげで、以前に作りあげたものを手放さなければならないときがやってきます。ヴォイドは、あなたが執着しているものについて教えます。それは、人間関係、感情、態度、価値を調べ、もはや役立たなくなったものを、役立つものに置き換えるときなのです。
ヴォイドは、「知らない」ときです。それは、「していない」状態とか、「無」の状態と感じられるかもしれません。いつものやり方で理解しようとするのをやめ、「知らない」状態を経験しなくては、新しい知識と結びつくことはできません。
ヴォイドの「無」や「知らない」という状態は、行動ではなく、存在している状態であり、静寂の状態です。多くの人々がヴォイドを恐れていますが、それは、ヴォイドがしっかりとした土台や、自分とはどんな人間かという明確な自己像を与えてくれないからです。しかし、今まで自己同化してきたものが崩れることによって、あなたは成長し、もっと大きな自己像をもつことができるかもしれないのです。
心を静め、毎日数分間、ヴォイドに入るようにしてください。無の中を探ってください。静寂は深い理解の入口です。そうすれば、無(=何もしない)どころか、筆舌に尽くしがたい豊かなエネルギーを発見できるでしょう。そして、ヴォイドに入るたびに、あなたは高いレベルになって戻ってくるはずです。
ハイヤーセルフとのつながりが強くなっていくと、自分の高い波動に合った新しいチャンスをたくさん引き寄せるようになります。ヴォイドのとき、すべての決定は広範囲にわたる影響をもちます。なぜならヴォイドのとき、あなたはたくさんの未来の可能性が交差する所に立っているからです。ですから先入観を捨てて、拡大された大きな範囲の中で選択を探求してください。
想像や空想に耽る時間を作ってください。あなたは、自分が未来のことや、物事がどのように変化しえるかについて、しばしば考えているのに気づくかもしれません。望む人生をどのように作り出すかがまだわかっていないとしても、理想の人生を想像し続けてください。あなたのヴィジョンが未来を作り、あなたはそのヴィジョンを実現する状況を引き寄せることになります。
ヴォイドのとき、必ず転換期があります。つまり、深い内なる音が鳴る瞬間が来るのです。それは、あなたを新しい方向へ導く決心と強い意志と決断力の音です。変化が起こり、自分の欲しいものが明確になる瞬間があります。そのとき、あなたの自己愛は深まり、あなたは内面で、自分は欲しいものを創造し始める準備がすでにできていることを知ります。
初めのうちあなたは、この新しい決定と、それを実行に移すための行動について、ほんの少ししかわからないかもしれません。しかし、目の前にある最初の段階を越えれば、次の段階はやって来ます。そうして、洞察と可能性の時期であるヴォイドを抜け出し、その洞察を実行に移す時期に入ります。
ヴォイドの最中、目の前にあるチャンスを利用するのに、人生から何かが去っていくのを待っている必要はありません。物事が本当の自分にうまく合わなくなったと内面で感じたり、新しい方向を考えたいと思ったら、いつでも、ただ静かにして、起こりうる様々な未来の世界に思い切って飛び込んでください。つまり、いろいろな未来を生きているところを想像するのです。肯定的に拡大的に考えることに挑戦してください。不安定なものを愛し、そして、新しいものを受け入れることを学んでください。
物事を固定し、安全なものにしたいからといって、決定を急がないでください。宇宙は完全なやり方で機能しますから、物事が変化しているときには、十分その理由があるのです。自分は準備ができていて、すでに重要な内的選択をした、と決めたとき、ヴォイドから抜け出すことができます。ヴォイドには、構造や確実性や具体的な方向がないからこそ、大きな飛躍を遂げるのに役立つのです。
ヴォイドから抜け出したとき、あなたはたぶん、新しくもっと広い視野に立ったやり方で、また人と付き合いたいと思うことでしょう。そして、自分の欲しいものに対する確信も強まるでしょうし、目的意識も高まるでしょう。ヴォイドから抜け出し、その間に理解したことを実行に移すとき、内的作業が肯定的な結果として、現れ始めるのがわかります。
ヴォイドを愛してください。なぜなら、何も起こっていないように見えても、多くの内的作業が行なわれているときだからです。ヴォイドは新しく高い未来を創造するチャンスなのです。不安定なときは、新しい可能性のときでもあります。それを求めてくださいーー星に手を差し伸べましょう!
欲しいものすべてを手にしていることをイメージしてください。量子的飛躍を遂げ、成長を加速させるチャンスを与えてくれるのですから、あなたはきっとヴォイドを愛せるようになります。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
スピリチュアル・グロース―光の存在オリン、ハイアーセルフを語る 単行本
【参考】
『スピリチュアル・グロース』
サネヤ・ロウマン/著
高木悠鼓・中嶋慶太/訳
画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
変容プロセスにはサイクルがあります。このような変容プロセスサイクルの、どのあたりにいるか気づくことで、自然にプロセスが進みやすくなります。各項目には詳細ページがリンクされています。
物質世界で自分が創造した物、すなわち自己を識別するために磨き上げられた鏡を見つめた後、人は、自己の創造物を再度、各次元を通って、より深い自己へと持ち帰る。
「休む」ということは心身霊の創造活動を「ゼロポイント」に持っていくことなのです。「ゼロポイント」とは、創造の原点であり、すべてが産み出される前の状態です。詳しくはコチラ>
思考と感情が除々に静まり、やがて沈黙し、心の本質へと溶け込んでいくゆくとき、わたしたちは一瞬、心の本質を、明知(リクパ)そのものを、原初の状態を、かいま見ることがある。そのときわたしたちは、<心の本質>が、その静寂と平穏のなかから、動きと生のエネルギーを、おのずと輝きを放っていることに気づくだろう。詳しくはコチラ>
これは錬金術であり、偉大なる魔法である。この時間は、創造のプロセスが進行するために必要な長さなのだ。この時間の終わりには、すべてがバランスのとれた状態となり、最も素晴らしい具合に混ざり合う。一つの循環が終わり、すべてがその源へと還るのだ。詳しくはコチラ>
ハイヤーセルフは、物事を部分としてではなく、全体として経験します。物事を見渡し、一つ一つの出来事を始めから終わりまで見てしまいます。物事を個々の部分としてではなく、全体として経験すれば、あなたもハイヤーセルフのように時間を経験できるようになります。詳しくはコチラ>