万事良好の流れについて、『サラとソロモン』(エスター&ジェリー・ヒックス著)より引用しています。
以降の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣 単行本
【参考】『サラとソロモン』
少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
エスター&ジェリー・ヒックス (著)
加藤 三代子 (訳)
ナチュラルスピリット(出版)
画像については、無料素材を合成して作成したものです。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
君の幸せが誰かがやったりやらなかったりすることにかかっている時、君は罠にはまっているんだ。なぜなら、他の人々が考えることや行なうことを、君がコントロールすることはできないからさ。自分の喜びは他人にかかっているのではないことがわかったら、その時には、本当に自由になれるんだ。それは、君が夢見たことのあるどんな途方もない夢よりもすばらしい自由だ。そして、君が喜びを感じられるかどうかは、君自身が何に対して自分の注意を向けることを選ぶか、ということだけにかかっているんだよ。
この宇宙のすべての物事の中には、《君が望んでいること》と《君が望んでいないこと》という要素の両方が内在しているんだ。どの人の中にも、どんな状況の中にも、どの場所の中にも、どの瞬間の中にも、その両方のどちらかを選べるという選択肢が常に存在しているんだ。いつでもずっとあるんだ。だからね、サラ、ある場所や状況の中に悪いことがあるからという理由でそこを去るなら、次の場所に行っても、ほとんど同じことが起こるってことなんだ。
サラ、君がやるべきことは、君が望んでいるものだけが存在する完璧な場所を探し出すことではないんだ。君がやるべきことは、君の望んでいるものをすべての場所の中に見つけ出すことなんだ。
君がここにいるのは、味わい愛でることができる物事を選ぶためなんだ。味わい愛でることによって、君自身の波動が、君が見つけようとしていた完璧な状況の波動と同じ波動になる。そうしてこそ、その完璧な状況を自分に引き寄せられるんだ。
まず第一に、《心の扉》が開いている時には、意地悪なことにはあまり気がつかないし、君の目の前で意地悪さが消えてしまうこともある。開きかけた《心の扉》や閉じかけた《心の扉》の端っこでためらっている人々がたくさんいるんだ。だから、そういう人々が君と接して、君の《心の扉》が大きく開いていたら、その人たちは容易に君の微笑みにつられて微笑んでくれたり、愛想のいい応対をしてくれる。
それに、覚えておくべきことは、開いている《心の扉》というのは、今現在起こっていることに影響を与えるだけではないということだ。それは明日にも、あさってにも影響を与えている。だから、いい気持ちでいられる『今日』をたくさん体験すればするほど、『明日』や『あさって』の状況がどんどん気持ちのいいものになっていくんだ。
もし自分がいやな感じを感じていることに気づいたら、それは《幸せの流れ》とのつながりを断った状況にいるということなんだ。本当はね、人は自然に《幸せの流れ》につながっているものなんだよ。つながるために努力なんかしなくていいんだ。どう感じているかに意識を向けることが重要なのは、つながりが断たれた時にすぐにそれに気づけるからなんだ。つながりが断たれている状態がいやな気持ちというものなのさ。
そんなに自分に厳しくならなくていいんだ。何らかの形で不快な状況に直面した時に、とっさに強く感情的に反応することは全く正常なことだ。君が何に焦点を当てているかによって、共鳴引力が何を君のもとに引き寄せてくるのかが決まると前に言ったけれど、君にとっての共鳴引力の焦点となる君の波動を決めるのは、君の最初のとっさの反応ではないんだ。最初の反応の後で、それに対して君が何をするかということが、後々まで影響を残すことになるんだ。
僕が彼らに怒りを感じたとしたら、君の怒りが正当だという君の気持ちを強めるのを助けるかもしれない。でも、そうしたら僕は君の《苦しみの鎖》につながってしまうだけだ。そこから何もいいことなど起こりはしない。
どの行動が正しくて、どの行動が間違ってるかについては、僕たちは一日中でも話し続けることができる。君の残りの人生の全部を使って、どんな行動が適切で、どんな行動が適切でないか、それからどういう状況下ではそれが適切で、どういう状況下ではそれが適切で、どういう状況下では適切ではないかということを分類し続けることもできる。
けれども僕が学んだことは、なぜ自分がいやな気持ちがするのかを正当化しようとして過ごした時間はいつでも、たとえそれがほんの一分間だとしても、人生の浪費となってしまうことなんだ。そして、いい気持ちを感じている状態に戻るのが速ければ速いほど、人生はずっと良くなって、他の人々に提供できる良いものをもっと沢山持つことができる、ということも学んだんだ。
君がどう感じるかということが君の周囲の状況によって左右されているなら、君はいつでも罠にはまっていることになる。けれども、君が自分の考えを選ぶことによって、自分がどう感じているかを自分で決められるようになった時、その時こそ、君は真に自由になるんだよ。
何がなんでも《心の扉》を開けたままにしておくことができるようになった時、なんとも言えない喜びを経験するだろう。みんな別々の経験を選び、さまざまなことを信じている、そして別々のことを望み、別々の行動をしている、君はただこの事実を認めて、そのことすべてが「全体」をもっと完璧なものにしているのであって、どんなことも君を脅かすことなどない、ということを理解すればいいんだ。
君を脅かさない理由は、単に「君自身で自分の《心の扉》を開くか、閉じるかということだけが、君の現実を左右しているから」なんだ。それを理解できた時、君の行動は、自由で喜びに満ちたものとなるんだ。
常に君に向かって流れ続けている《混じりけのない至福のエネルギーの流れ》があるんだ。それを《生命の力》と呼ぶ人たちもいる。他にもいろいろな名前で呼ばれているけれど、とにかくまず、君たちの地球を創り出したのも、この《エネルギーの流れ》なのさ。そして、この美しい地球を存続させているのも、《エネルギーの流れ》なんだ。
《エネルギーの流れ》のおかげで、地球は他の惑星との間に完璧な距離を保ちながら軌道に乗って公転している。この《エネルギーの流れ》が微生物の完璧なバランスを保っている。《エネルギーの流れ》が、君たちの地球の水を完璧なバランスに保っている。この《流れ》が、君が眠っている時にも、君の心臓に鼓動を打たせているんだ。
これは素晴らしい、強力な《万事良好》の流れなんだ。そしてこの流れが、毎日、毎晩、毎分、君たち一人ひとりの中に流れ込んでいるんだ。
君が何かに君の注意を向ける時、ただそれを観察しているというだけで、それを観察している間中、君の波動がその波動と同じになるんだ。だから例えば、君が病気に目を向けているなら、病気に注意を払ったり、それについて話したり、考えたりしている間は、君の波動は病気の波動と同じになっているので、《万事良好》の流れを自分に流れ込ませないようにしていることになるんだ。
《万事良好》の流れを流れ込ませるためには、《万事良好》の流れに注意を向けていなければだめなのさ。これは《共鳴引力》についての話なんだ。
健康を引き寄せたければ、君の波動が健康の波動と同じにならなければならない。もしも君が病気の人に注意を向けるならば、同時に健康を引きよせることはできないんだ。ただ、彼らを病気の人だと思って見ないようにすることだ。彼らを、健康を回復しつつある人として見るんだ。
何らかの物事を見ていやな気持ちを感じる時、そのいやな感じというのは、「たった今、自分自身で《万事良好》の流れを流れ込ませないようにしてしまった」ということを警告する信号なんだ。このことを人々が理解できたなら、こんなにも多くの人々がいやな気持ちを感じるような物事ばかりを眺めようとはしないはずだ。
人が自分の望まない物事に注意を向けている時、その人は自分の望んでいるものを押しのけているということになる。だから《万事良好》の流れにつながったままでいるための秘訣はこうだ。君の望まないことを素早く突き止めてから、その後はすぐに君が望むことに注意を向け直して、それに対して「これがいい!これを望む!」と思えばいいということ。これだけだ。
サラ、人に理解されることは君の役目ではないんだ。君自身が理解しているだけで十分みんなのためになるんだよ、優しいサラ。本当にすべてはうまくいっているんだよ、サラ。
以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。
サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣 単行本
【参考】『サラとソロモン』
少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
エスター&ジェリー・ヒックス (著)
加藤 三代子 (訳)
ナチュラルスピリット(出版)
画像については、無料素材を合成して作成したものです。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。
物語で読む引き寄せの法則「サラとソロモン」シリーズは3部作です。
①『サラとソロモン』少女サラが賢いフクロウから学んだ幸せの秘訣
② 物語で読む引き寄せの法則『サラとソロモンの友情』
③ 物語で読む引き寄せの法則『サラとソロモンの知恵』
●「サラとソロモン」シリーズ2作目
物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの友情 単行本
●「サラとソロモン」シリーズ3作目
物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵 単行本