何かに振り回されたり、翻弄されたり、支配されたりすることから抜け出し、状況を好転させるには、どうすればよいのでしょう?
「恐れ・不安」「怒り・悲しみ」「苦しみ・絶望感」「嫌悪感・拒否反応」「執着・愛着」「自他のエゴ」「特定のイメージ」「特定の考え方」「特定の状況」・・・あらゆる圧倒的な何かに振り回され、翻弄され、支配されてしまう場合があります。
何かに振り回されたり、翻弄されたり、支配されたりするのは、「苦しみの原因」になります。
「苦しみの原因」になるということは、「苦しみの現実を結果として生み出す」ことにつながります。
経験することや、感じることと、渦中で振り回されることは異なります。
台風が近づいた時に、台風の情報を客観的に知ることなく暴風雨に巻き込まれることと、暴風雨を経験しながらも台風の進路など気象情報全体から眺めている状態が異なるのと同じです。
何かに振り回されたり、翻弄されたり、支配されたりしている時というのは、その状況を外側から眺めることなく、渦中の世界にのみ存在しているような状態です。
何かに振り回されていることに気づいたら、その状況を外側から眺めてみることです。そうすることにより、その状況だけが全てではないことに気づきます。
振り回されたり、翻弄されたり、支配されている状況というのは、意識がクリアではなく、混沌としている状態です。そのような意識の雲の中から上空の青空へ出るようにイメージすることで、外側から状況の雲行きを眺めることができます。
外側から眺めるというのは、ハイヤーセルフの視点でみるのと似ています。その状況を含む広い視野で全体を眺めるのです。そのような視点に立つと、全く異なる観点からその状況を眺めることができるようになります。
何かに「圧倒されない」よう意識するということが大切です。何かに圧倒されそうになったら、「それは本当か?」「本当なら方法はあるか?」と自問してみるとよいでしょう。何かの状況に圧倒されたように感じても、実は自分自身の想像に圧倒されているだけのような場合も多いからです。
何かに圧倒されたまま、選択したり決断してしまうのではなく、静かに外側から状況を眺め、本当に大切なことや目的を意識しながら、じっくり検討することが大切です。
どんな状況であっても、何かに振り回されたり、翻弄されたり、支配されたりしたまま圧倒されて過ごすことなく、その状況を外側から眺めて、静かにニュートラルな心に戻りましょう。
その際、「愛の状態」あるいは「万事良好の流れ」に戻ることを意識すると戻りやすくなります。
「愛の状態」「万事良好の流れ」に戻った後、しばらく落ち着いてその状態にとどまっていると、振り回されたり、翻弄されたり、支配されたりすることはなくなります。
「愛の状態」「万事良好の流れ」にとどまっていると、次第に良い現実を結果として生み出すようになります。
静かな心に戻ることができれば、良い情報やインスピレーションやガイダンスを得ることができるでしょう。
そのような状況を眺めながらも、愛・調和・平和に満ちた心を同時に感じることができれば、状況は変化し始めるでしょう。
「振り回されない方法」つまり「状況を外側から眺め、万事良好の流れに戻る」ことは習慣として身につけることができます。
まず何かに振り回されていることに気づき、外側から状況を眺め、「愛の状態」「万事良好の流れ」に戻ると決めておくようにすれば、それを習慣化できます。
2018年1月17日 inner-wish
あらゆる世界観や価値観が共存する中では、観察できるだけの適切な距離を保つことが必要になります。観察できない、近すぎる距離では、知らないうちに特定の世界観や価値観に巻き込まれてしまうからです。
パーソナルスペースだけでなく、情報やニュースに関しても、冷静に観察できる適切な距離を保つよう心がけましょう。圧倒的な流れに、無意識に巻き込まれないよう意識するのです。
物事を上空から、あるいは高次の意識から眺めるよう心がけましょう。
2023年8月30日 inner-wish
「こんな状態の私は最悪だ」と思う必要はありません。なぜなら移り変わり変化する雲の上には、どんな人の心の中にも広い広い青空が宇宙まで広がっているからです。
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