ダライ・ラマの分析的瞑想について、『SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法』(サンジェイ・グプタ=著)より紹介しています。
以下の内容は、下記より紹介しています。
SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法(単行本)
【参考】
SHARP BRAIN
たった12週間で天才脳を養う方法
著者:サンジェイ・グプタ(脳神経外科医)
訳者:伊藤理恵
出版社 : 文響社 (2022/6/9)
画像はフリー素材を編集しています。
小見出しは本文の見出しを使用しました。
文章は本文の一部を抜粋・引用しています。
『問題や課題を、大きくて透明なシャボン玉のなかに入れて、他のすべてのものから隔離するイメージをもつように』
『分析的瞑想を行うと、論理と理屈によって目の前の問題をより明確に特定し、無関係な感情から切り離し、疑念を消して、答えを明るく照らし出すことができる』と、法王は私に教えてくれた。
シャボン玉が浮かび上がってくると、主観的な感情などへの執着から解放される。
問題が自分から離れていく様子をクリアにイメージできるのだ。
著者は数年前に、この分析的瞑想をダライ・ラマから直接教えられたそうです。「最初はあまり気乗りがしなかった。怖かったのだ。法王と一緒に瞑想するなど、考えただけで不安な気持ちになった」と事前の正直な感想が書かれていました。しかし、毎日分析的瞑想を行ない効果を実感するようになったようです。
「私は毎日、分析的瞑想を行っている。思考のシャボン玉を作り、それを自分のうえに浮かべる最初の2分間は、今でも最も難しい。その後、私は典型的なフロー状態に入ることができ、20〜30分が簡単に過ぎていく。私は、どんなに疑り深い人であっても、分析的瞑想によって成功を手にすることができると、これまで以上に確信している。」
「私は休暇の間、できるだけ多くの時間を割いて、家族や友人にダライ・ラマの教えを伝え、分析的瞑想の基本原理を教えた。これは、私が彼らと最も共有したかった贈り物であり、今、あなたと共有している。」と説明されています。
以上の内容は、下記より紹介しています。
SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法(単行本)
【参考】
SHARP BRAIN
たった12週間で天才脳を養う方法
著者:サンジェイ・グプタ(脳神経外科医)
訳者:伊藤理恵
出版社 : 文響社 (2022/6/9)
画像はフリー素材を編集しています。
小見出しは本文の見出しを使用しました。
文章は本文の一部を抜粋・引用しています。
『SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法』(サンジェイ・グプタ=著)は、「自分の可能性を最大限に発揮したい人」「認知症や認知機能低下になるのを予防するためのヒントを得たいと思っている人」「脳を最大限に活用し、人生を思う存分楽しみ、何歳になっても驚くほど生産的になるための戦略を求めている人」にも最適であると紹介されています。
脳の活性化とライフスタイルや生き方の関係については、日常生活の変容という観点から、インナーウィッシュのテーマの1つでもあります。本書はビル・ゲイツ氏が大絶賛したこともあり、脳神経外科学カテゴリでベストセラー1位になっていることを紹介する際に知りました。
本書に書かれている内容は、脳神経外科医であり医療ジャーナリストの著者が、エビデンスに基づいた生活に活かせる具体的な方法を紹介するものです。特にレジリエンス(回復力)の高い脳を目指すことや、心を失わない方法、認知症対策等について、理論だけでなく本当に多くの人の助けになるために書かれた書籍だと感じました。
下記は脳の健康を保ち、心を失わないための5つの柱です。
①動く②発見する③リラックスする④栄養をとる⑤人とつながる
このシンプルな5つの柱について、膨大な専門的知見から、具体的な方法がプログラム形式で説明されています。
誰でも、すぐにでも変化を起こすことができる具体的な方法が書かれていました。とても参考になると思います。
この書籍の中でどの部分を紹介しようか迷っていたのですが、おそらく大半は多くのサイトで紹介されるだろうと予想されますので、インナーウィッシュでは「④リラックする」のカテゴリに掲載されていた「ダライ・ラマから教わった分析的瞑想」の部分を紹介させていただきました。ダライ・ラマについては、これまでも紹介していますので、インナーウィッシュの印象を外れないだろうという理由が大きいです。
また「理性」をより高次の意識と調和する方法として何か良い情報を掲載できないかと探していた時に、この書籍の内容を思い出し、本日紹介することにしました。
この分析的瞑想の要点は、「問題を切り離して観る」ということではないかと思います。どの意識レベルで問題を捉えるかによって、観え方も異なるだろうと思います。作成した画像は「雲の上にシャボン玉を浮かべる」イメージで作成しました。これはダライ・ラマご本人や、著者のイメージとは異なるかもしれません。私は「思考や感情の雲の上」で問題や課題を観る、あるいは答えを聴くようにしているため、そのイメージで作成しました。
あらゆるものを脇に置いて、問題を上方へ浮かべると、感情や執着から解放されクリアに観ることができます。これは思考や感情の中で迷うのではなく、それらを抜け出した意識状態から答えを得るということです。
2022年7月20日公開 inner-wish
2022年8月26日更新 inner-wish