「調和する種を蒔く」とは、調和する思い・言葉・行ないを選ぶということです。これは簡単なことではないと思います。それでも、日常生活の中で、あるいは人生の中で練習することが役立つのです。
思い・言葉・行ないが、自他と環境にとって良い結果をもたらすかどうか意識してみましょう。自分が蒔いた種(思い・言葉・行ない)の結果が、いつかあらゆる立場で自分に戻ってくると仮定して、その実りを喜べるかどうかがポイントです。自分が選んだ思い・言葉・行ないを、関係者全員の立場で受け取る側になって想像してみるのです。そのように想像力を働かせてみれば、「調和する種を蒔く」ことを自分事として捉えやすくなります。
自他に苦しみの種を蒔くと、自他に苦しみの実りがもたらされるのは明白です。それだけでなく、自分だけが幸せになる種は、相手の立場で受け取った時に苦しみの実りとなる場合があります。また自分と誰かだけが幸せになる種も、別の立場で受け取った時に苦しみの実りとなる場合があるのです。誰かに苦しみの結果をもたらされた時に、かつて自分が蒔いた種であることに気づくこともあります。
ですから、どうすれば関係者全員にとって調和のとれた実りになるか思い浮かべましょう。そのように意識することを習慣にすると、常にできるだけ多くの人にとって幸せにつながるような種を蒔こうと思うようになります。
これは簡単なことではないと思います。また、完璧にはできないですし、全員が納得できるような解決は難しいですけれども、「可能なかぎり」「できる範囲で」調和する種を蒔くよう心がけることが役立ちます。何度も失敗しますし、上手くできないことの方が多いです。その都度、反省したり、考えたり、工夫したりの繰り返しです。それでも、日常生活の中で、あるいは人生の中で練習することが役立つのです。
多くの関係者全員に調和する種(思い・言葉・行ない)を選ぶのが難しい場合は多いです。そのような場合でも、明らかに苦しみの種となるものを蒔かないよう心がけることは可能です。まずは大きな苦しみの種を蒔かないことから始めると取り組みやすいと思います。習慣づけたり、練習を続けるうちに、より小さな種にも意識を向けられるようになってきます。
「調和する種を蒔く」習慣は、少しづつ、人生に調和の実りをもたらしてくれるようになります。これは実際に心がけるようになれば、自然にその通りであると納得できることだと思います。
2022年9月29日 inner-wish
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